SVBの前CEOが謝罪 僅か10時間で420億ドルの預金が流出

3月に経営破綻したSVBでCEOを務めていたベッカー氏が米上院委員会で議会証言を行い、従業員や顧客、株主に本当に申し訳ないと謝罪した。急速な預金流出は前例を遥かに超え、予測できなかったと述べた。

ベッカー氏によると、SVBはFRBが昨年実施した急速な利上げで、保有債券の含み損が拡大。3月8日に増資計画を発表したものの逆に信用不安が広がった。SNSを通じた情報の急激な拡散により、9日にかけての僅か10時間で420億ドルの預金が引き出されたという。