【市場反応】米4月CPI伸び鈍化、年内利下げ観測強まりドル急落

米4月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.4%と予想通り、伸びが3月+0.1%から拡大した。前年比では+4.9%と、予想外に3月+5.0%から伸びが縮小し21年4月来で最小の伸びとなった。10カ月連続で伸びが鈍化。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している燃料や食品を除いたCPIコア指数は前月比+0.4%と、予想に一致。前年比では+5.5%と、3月+5.6%から予想通り伸びが鈍化した。
__NEW_LINE_4月CPIの伸び鈍化を受けて、年内の利下げ観測が強まりドル売りが加速。ドル・円は135円40銭から134円44銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0942ドルから1.0997ドルまで急伸した。

【経済指標】・米・4月消費者物価指数:前年比+4.9%(予想:+5.0%、3月:+5.0%)・米・4月消費者物価コア指数:前年比+5.5%(予想:+5.5%、3月:+5.6%)・米・4月消費者物価指数:前月比+0.4%(予想:+0.4%、3月:+0.1%)・米・4月消費者物価コア指数:前月比+0.4%(予想:+0.4%、3月:+0.4%)