米雇用統計はマクロ環境の逆風にもかかわらず、力強さの維持を示す

日本時間の21時半に発表された4月の米雇用統計は予想を上回り、マクロ環境の逆風が強まっているにもかかわらず、米労働市場が力強さを維持していることが示された。

非農業部門雇用者数(NFP)は25.3万人増と予想を上回ったほか、失業率も3.4%と数十年ぶりの低水準に低下した。また、平均時給も前月比0.5%の上昇と、昨年7月以来最も速いスピードで加速している。雇用増は広範囲に及び、ヘルスケア、専門職およびビジネスサービス、レジャー・接客業が増加した。

一部の企業は採用を一時停止したり、従業員を解雇したりしたが、他の企業が人材不足を補うために依然として給与を増額していることが示されている。

*米雇用統計(4月)21:30
非農業部門雇用者数
結果 25.3万人
予想 17.9万人 前回 16.5万人(23.6万人から修正)

失業率
結果 3.4%
予想 3.6% 前回 3.5%

平均時給
結果 0.5%
予想 0.3% 前回 0.3%(前月比)
結果 4.4%
予想 4.3% 前回 4.3%(4.2%から修正)(前年比)

民間部門雇用者数
結果 23.0万人
予想 16.0万人 前回 12.3万人(18.9万人から修正)

製造業雇用者数
結果 1.1万人
予想 -0.5万人 前回 -0.8万人(-0.1万人から修正)

週平均労働時間
結果 34.4
予想 34.4 前回 34.4

労働参加率
結果 62.6%
予想 62.6% 前回 62.6%