5月4日のNY為替概況

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円90銭まで上昇後、133円50銭まで下落し、引けた。

米1-3月期単位労働コスト速報値が予想以上の伸びとなったため一時ドル買いが強まった。その後、あらたな地銀破綻懸念が強まりリスク回避の円買いや金利低下に伴うドル売りが加速。

ユーロ・ドルは、1.1083ドルから1.0986ドルまで下落し、引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で利上げペース減速し25ベーシスポイント(BPS)の利上げを決定。一部では50BPSの利上げを継続するとの思惑もあったためユーロ売りが優勢となった。ラガルド総裁が利上げ停止を否定したため下げ止まった。

ユーロ・円は149円00銭から147円13銭まで下落。金融不安を受けリスク回避の円買いが加速した。

ポンド・ドルは、1.2548ドルまで下落後、1.2599ドルまで上昇した。

ドル・スイスは、0.8891フランから0.8820フランまで下落した。

【経済指標】・米・1-3月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率-2.7%(予想:-2.0%、10-12月期:+1.6%←+1.7%)・米・1-3月期単位労働コスト速報値:前期比年率+6.3%(予想:+5.6%、10-12月期:+3.3%←+3.2%)・米・3月貿易収支:―642億ドル(予想:-631億ドル、2月:-706億ドル←-705億ドル)・米・先週分新規失業保険申請件数:24.2万件(予想:24.0万件、前回:22.9万件←23.0万件)・米・失業保険継続受給者数:180.5万人(予想:186.5万人、前回:184.3万人←185.8万人)