パウエル会見で株は上下動 ドルは買い戻し オープンな印象も

先ほどから行われているパウエルFRB議長の会見を受けて、米株式市場でダウ平均は前日終値を挟んで上下動の一方、為替市場はドルの買い戻しが出ている。議長は「銀行の状況は3月上旬以降、広範に改善した。データに基づいて会合ごとに決定する」などと述べている。また、「インフレ抑制のプロセスはまだ長い道のり」とのこれまでの言及もあった。

市場では今回の利上げが最後で、その可能性を強調してくるとの見方も出ていたが、声明では追加利上げを示唆した文言が削除されたが、全体的にはオープンにしている印象もある。いまのところ、利上げ停止の可能性は出て来たものの、市場の期待ほどタカ派色が薄まった印象まではないようだ。

*パウエル議長
・銀行の状況は3月上旬以降、広範に改善した。
・データに基づいて会合ごとに決定する。
・インフレ抑制のプロセスはまだ長い道のり。
・長期インフレ見通しは十分に固定されている。
・インフレを2%に戻すことに強くコミット。
・住宅、投資に対する政策の効果を目の当たりにしている。
・インフレ抑制には労働市場の軟化が必要。
・景気後退ではなく、緩やかな成長を予測。

NY株式3日(NY時間14:51)
ダウ平均 33634.74(-49.79 -0.15%)
ナスダック 12141.22(+60.71 +0.50%)
CME日経平均先物 28920(大証終比:-210 -0.73%)

USD/JPY 135.54 EUR/USD 1.1051 GBP/USD 1.2554