*ミシガン大消費者信頼感指数(4月・速報値)23:00
結果 50.8
予想 53.8 前回 57.0
・1年先のインフレ期待
結果 6.7%
予想 5.2% 前回 5.0%
・5-10年先のインフレ期待
結果 4.4%
予想 4.3% 前回 4.1%
結果 50.8
予想 53.8 前回 57.0
・1年先のインフレ期待
結果 6.7%
予想 5.2% 前回 5.0%
・5-10年先のインフレ期待
結果 4.4%
予想 4.3% 前回 4.1%
この日発表の4月調査分のミシガン大消費者信頼感指数速報値は50.8と予想を下回り、22年6月以来の低水準となったほか、1年先のインフレ期待が6.7%まで上昇し、1981年以来の歴史的な高水準となった。トランプ関税の影響で、米消費者の先行きに対するセンチメントが低下し、インフレ期待を過度に高めており、スタグフレーションへの警戒を示唆する内容ではある。
今回の調査は3月25日から4月8日に実施され、トランプ大統領が関税の90日間猶予を発表した4月9日より前となる。中国に対する関税は145%に引き上げられている。エコノミストは「消費者心理は呆然自失状態へと悪化」と指摘。
労働市場の見通しに関しても消費者は悲観的な見方を強めた。向こう1年に失業が増加すると予想した消費者の割合は2009年以来最大。所得の見通しも悪化した。
ミシガン大は「失業に対する予想はここ数カ月に急激に悪化している。ただ、消費者自身がレイオフや所得喪失の影響を受けると考えなければ、支出の抑制にはつながらない可能性もある」としつつ、「憂慮すべきことに、消費者は自分が影響を受けるとの不安を抱いている」と分析している。