日経225先物 34640 +2810 (+8.82%)
TOPIX先物 2542.5 +192.5 (+8.19%)
日経225先物(6月限)は前日比2810円高の3万4640円で取引を終了。寄り付きは3万5070円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万4860円)を上回る形から買い先行で始まった。ただし、節目の3万5000円を一気に回復してきたことで利益確定に伴うロングの解消も入り、直後につけた3万5080円を高値に、前場終盤にかけて3万4140円まで上げ幅を縮めた。午後の取引は3万4260円から3万4510円辺りのレンジで推移し、終盤にかけてレンジを上抜ける形で3万4700円をつける場面もあった。
日経225先物は3万5000円を回復して始まった後は上げ幅を縮めたが、ボリンジャーバンドの-1σ(3万4190円)水準までの調整を経て、切り返しをみせてきている。バンドは下向きで推移しているため、これに沿った調整が継続する可能性はあるが、-1σを支持線とした底堅さをみせてくるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。-1σはナイトセッションで3万4050円辺りまで下がってきており、まずは3万4000円固めを意識させそうである。
また、日経平均株価は引けにかけて上げ幅を広げる動きとなったが、レバレッジ型ETF(上場投資信託)の調整買いの動きと観測されている。トランプ大統領の発言次第で相場が大きく変動する状況が続いており楽観はできないものの、90日間の関税停止によって各国の政府間協議の進展期待が高まりやすくなるため、ショートは仕掛けづらくなるだろう。
週足のボリンジャーバンドでは、昨年8月の急落局面と同様、-3σ割れから下ヒゲを残す形で-2σ(3万3840円)水準を回復してきた。昨年8月と今回の下落要因は異なるとはいえ、チャート上ではダブルボトム形成が意識されてくる。そのため、3万4000円近辺での押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。
なお、グローベックスのNYダウ先物は500ドル、ナスダック100先物は380ポイントほど下落して推移している。前日の大幅な反発に対する反動安はあっても、NYダウが4万ドルの節目をキープできないと、戻り待ち狙いのショートを誘う可能性はあるだろう。
NT倍率は先物中心限月で13.62倍に上昇した。25日移動平均線(13.57倍)を上回って始まり、その後13.47倍に低下する場面もみられたが、前場終盤にかけて再びNTロングに振れる形となった。同線を上回っての推移を継続するようだと、1月23日の高値14.54倍から4月1日の安値13.32倍までの下げに対するリバランスに向かわせそうだ。
手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万1161枚、ソシエテジェネラル証券が2万2752枚、バークレイズ証券が8908枚、サスケハナ・ホンコンが7823枚、野村証券が6708枚、ゴールドマン証券が4145枚、モルガンMUFG証券が3989枚、JPモルガン証券が3985枚、SBI証券が3306枚、日産証券が2659枚だった。
TOPIX先物は、ソシエテジェネラル証券が3万8918枚、ABNクリアリン証券が3万7072枚、バークレイズ証券が1万4964枚、モルガンMUFG証券が7292枚、ゴールドマン証券が6554枚、JPモルガン証券が6526枚、サスケハナ・ホンコンが4814枚、ビーオブエー証券が4702枚、BNPパリバ証券が4348枚、みずほ証券が3951枚だった。
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