・ | 普通株式型 |
・ | 目標募集額:1896万100円、上限募集額:9998万9580円 |
・ | VC出資実績あり |
・ | 事業会社/CVC出資実績あり |
・ | エンジェル出資実績あり |
・ | エンジェル税制あり(優遇措置A) |
・ | 株主優待あり:同社モビリティ製品購入時の株主割引など |
・ | みなし時価総額:9億2616万3570円 |
・ | 類似上場企業:JSH <150A> [東証G]、ミライロ <335A> [東証G]、CRGホールディングス <7041> [東証G]、QLSホールディングス <7075> [東証G]、CYBERDYNE <7779> [東証G] |
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算
独自システム搭載の「次世代パーソナルモビリティ」
(出典:FUNDINNO)
(出典:FUNDINNO)
LIFEHUBは革新的な電動モビリティ「AVEST(アヴェスト)」の開発・製造・販売を行う企業です。
「AVEST」は、階段やエスカレーターの昇降が可能な「次世代パーソナルモビリティ」で、独自の重心制御システムと障害物認識機能を搭載。これにより、従来の電動車いすでは難しかった段差の乗り越えや公共交通機関などの利用が容易になるほか、歩行者や障害物への衝突の防止など、車いすユーザーの行動を安全で快適なものにするといいます。
現在、車いすユーザーへの直販のほか、介護福祉機器としてレンタル事業者との提携を進めており、介護保険の活用により、1〜3割負担でのレンタルが可能となる予定です。
同社は「AVEST」の開発のほか、ラストワンマイルの課題を解決するため、三菱自動車工業 <7211> [東証P]と協業で、バギータイプのモビリティデバイスの開発なども行ってきました。
2025年秋、「AVEST」のプロトタイプをジャパンモビリティショー2025や国際福祉機器展などの大規模な展示会に出展、「これらを通じて、『AVEST』の革新的な機能と可能性を広く紹介する予定です」(同社)。
同社は当初より、メインの販路をグローバル市場としており、拡販に向けたパートナー企業の開拓と各国での認証取得を計画。「2026年初めの販売開始を目指して開発の最終段階に入っており、安全性能のさらなる向上に取り組んでいます。既に複数台の購入予約や代理店契約の相談も寄せられています」(同社)。
(出典:FUNDINNO)
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
・階段やエスカレーター昇降を含めた高度な安全性の確保
・技術開発および、営業・マーケティングなどの人材確保
・海外展開に向けたパートナーの開拓と各国での認証取得
【解決方法】
・安全性能実証のため、自動車の衝突防止システムを応用した障害物センサの搭載
・経験豊富な技術者や営業職などの採用による体制強化
・早期の米FDA(食品医薬品局)認証取得の着手による海外での販路開拓
超高齢化社会における新たなインフラへ
(出典:FUNDINNO)
同社によると、車いすを必要としている人は世界で約1億3000万人ですが、実際に利用できているのは約2000万人。「日本でも高齢化の進展に伴い、車いすユーザーの増加が確実視されています」(同社)。
一方、既存の電動車いすは段差や階段が大きな障壁となり、利用者の行動範囲を著しく制限しており、また、電車利用時の介助の必要性や飛行機搭乗の制限、夜間の補助不足など多くの問題があるといいます。
同社は、独自の制御技術とロボティクスを融合させた次世代モビリティ「AVEST」により、超高齢化社会における新たなインフラとして「移動の自由」をより多くの人に提供し、重要な社会課題の解決に貢献したい考えです。
「『AVEST』は単なる移動支援機器を超えて、ユーザーの生活の質(QOL)を向上させ、より包括的な社会の実現に貢献する可能性を秘めています」(同社)
市場の魅力・事業内容・特徴・ビジネスモデル
(出典:FUNDINNO)
電動車いすを含むパーソナルモビリティ市場は急速な成長が見込まれており、グローバルの電動車いす市場は2030年までに90億ドルを突破、2023年から2030年にかけて、年平均成長率(CAGR)は約12.3%と試算されているそうです。
日本国内では高齢化の進展に伴い、地方部を中心に自立支援型の次世代モビリティ需要が顕在化しつつあると同社は見ています。
「健康意識の向上と余暇活動への関心の高まり、ライフスタイルへの身体活動の組み込み、高齢者の免許返納などの流れから、電動車いすを含むパーソナルモビリティ市場が、ますます拡大していくと考えています」(同社)
(出典:FUNDINNO)
同社の「AVEST」はクローラー機構と独自の重心制御システムにより、階段の昇降を可能にするものです。
最大傾斜40度での昇降を実現し、軽量化により、1度の充電で約40キロの走行が可能。起伏の激しい悪路でもユーザーが常に同じ姿勢を保てるよう制御されており、ストレスなく操作できるといいます。安全性向上のため、自動車の衝突防止システムを応用した障害物センサも搭載しています。
現在、2026年1月のリリースを目指して開発・生産体制の構築を進めており、プロトタイプでは22センチの段差や階段の昇降、エスカレーター昇降機能の検証中です。
(出典:FUNDINNO)
同社は自社の優位性について、独自の高い技術と競争力のある価格設定を挙げています。
「AVEST」は世界的にも珍しい、階段昇降が可能なモビリティであり、独自の重心制御システムと障害物認識機能により安全性を実現。大手インフラメーカーとの協業により、世界初のエスカレーター昇降機能の実装を目指しています。
製造については、電動車いす製造で実績豊富な台湾の上場企業と提携、自社では企画・仕様策定・プロダクトデザインを担当し、開発は同社に委託しています。
また、「AVEST」の1台150万円(非課税)という価格設定により、海外競合の約500万円や約240万円に勝る価格競争力を実現。「これらの優位性をベースに、今後もパーソナルモビリティ市場のリーディングカンパニーとして地位を確立していきます」(同社)。
同社は直販、代理店販売、福祉用具レンタル事業者への卸売という3つの販路を確立していく計画です。
2024年10月から「AVEST」の予約受付を開始し、2026年1月に本格販売を開始。価格は1台約150万円(非課税)を想定しており、身体障がい者は補装具費支給制度を利用することで1割負担で購入可能となる見込みです。
また、介護保険適用を受けることで、高齢者も少ない自己負担額で利用できる形態を目指すといいます。
「さらに、モビリティ製品の研究開発に関する知見を生かして、製品化を検討している自動車メーカーなどへの製品企画や製造支援サービスの提供も行います。モックアップや実際に試乗可能なプロトタイプ開発の開発業務支援も実施しています」(同社)
今後の成長に向けて
(1)将来的なExitはIPOを計画
(出典:FUNDINNO)
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
2026年1月に「AVEST Launch Edition」限定50台の販売を開始する予定です。これに続き、同年9月に市場向けプロトタイプを数台完成させ、展示会出展やデモンストレーションを通じて認知度向上を図るといいます。
並行して、介護保険適用に向けた手続きを進めつつ、海外展開に向けて、米FDA認証取得も進める計画。「2026年からの本格的な事業展開に向け、販売・サポート体制の整備も強化していきたいと考えています」(同社)。
(3)中長期計画
「AVEST」の国内展開を成功させた後、中国市場参入を皮切りに本格的な海外展開を計画。日本国内や台湾、中国のメーカーとの連携を強化し、グローバルな生産・販売体制を確立したい考えです。
2028年に「AVEST」のラインナップを拡充し、用途に応じた複数のバリエーションを投入。その後、自動運転機能を搭載した次世代モデルの開発を推進し、2030年にはグローバルの主要国市場で約1%のシェア獲得を目指すといいます。
「将来的には、人間のさまざまな機能を機械によって補う世界を実現し、多くの人々のQOL向上に貢献し、パーソナルモビリティのリーディングカンパニーとしての地位確立を目指します」(同社)
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・JSH <150A> [東証G]
・ミライロ <335A> [東証G]
・CRGホールディングス <7041> [東証G]
・QLSホールディングス <7075> [東証G]
・CYBERDYNE <7779> [東証G]
株主優待
【基準日】
毎年12月末日
【優待内容】
「AVEST」やその他同社モビリティ製品の購入時、株主割引の適用、優先的に購入予約枠を用意する。
【申し込み方法】
基準日経過後、予約方法等の詳細が決まり次第、株主へのIRまたは同社ホームページで案内する。
【注意事項】
・優待内容は今期(2025年12月期)の内容。
・優待内容は変更や廃止になる場合がある。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
LIFEHUB株式会社
東京都港区虎ノ門五丁目9番1号
資本金:10,000,000円(2025年1月24日現在)
発行済株式総数:5,448,021株(同)
発行可能株式総数:10,000,000株
設立日:2021年1月6日
決算日:12月31日
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 中野裕士
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 588,174株
■募集株式の払込金額
1株当たり 170円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,896万円を以下の目的に充てる予定。
開発費 845万円
人件費 372万円
販促費 139万円
営業費 121万円
手数料 417万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額8,102万円(目標募集額1,896万円と上限募集額9,998万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
開発費 3,615万円
人件費 1,591万円
販促費 594万円
営業費 518万円
手数料 1,782万円
■投資金額のコース及び株数
99,790円コース(587株)
199,580円コース(1,174株)
299,370円コース(1,761株)
399,160円コース(2,348株)
498,950円コース(2,935株)
997,900円コース(5,870株)
1,995,800円コース(11,740株)
2,993,700円コース(17,610株)
3,991,600円コース(23,480株)
4,989,500円コース(29,350株)
9,979,000円コース(58,700株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、498,950円コース(2,935株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,979,000円コース(58,700株)を上限とする。
■申込期間
2025年3月30日〜4月21日
■目標募集額
18,960,100円(上限募集額 99,989,580円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は79,931,790円とする。
■払込期日
2025年5月16日
■連絡先
LIFEHUB株式会社
電話番号:03-6555-4320
メールアドレス:info@lifehub.co.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
▼〈2027年IPO準備開始〉バリアフリーを自ら創る“22世紀の車いす”で世界中の人に移動の自由を「LIFEHUB」