ADP民間雇用者数、3月は予想上回る伸び

*ADP雇用統計(3月)21:15
結果 15.5万人
予想 12.0万人 前回 8.4万人(7.7万人から修正)

朝方に3月のADP雇用統計が発表され、雇用増加数は15.5万増と予想を上回り、2月から伸びが加速した。前月は悪天候のため弱含んでいた。専門職・ビジネスサービス、金融業、製造業といった業種がけん引。

ADPは発表文で「政策の不透明感や消費者信頼感の低下にもかかわらず、3月の雇用者数は経済にとって、またすべての業種とは言わないまでもあらゆる規模の雇用主にとって良好な数字だった」と述べた。

一方、賃金の伸びは鈍化。転職した労働者の賃金は前年比6.5%上昇した一方、同じ職に留まった労働者の賃金上昇率は4.6%だった。その差は統計開始以来の最低水準。

地域別では、北東部、中西部、南部で雇用が増加する一方、西部では減少。