【クラファン・優待】「EC×産地コーディネーター」で農家の販路拡大支援 アンドピリオド、4月3日募集開始

ECを通じて農家の販路拡大などを目指す株式会社アンドピリオド(広島県大崎上島町)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは4月3日19時30分開始を予定しています。

普通株式型
目標募集額:502万2000円、上限募集額:3240万円
エンジェル税制あり(優遇措置B)
株主優待あり:同社ECサイトで使える割引券、旬の大崎上島柑橘セットなど
みなし時価総額:1億5120万円
類似上場企業:JSH <150A> [東証G]、農業総合研究所 <3541> [東証G]、テックファームホールディングス <3625> [東証G]、イーサポートリンク <2493> [東証S]、セラク <6199> [東証S]

※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

高まる農作物「EC販売」への注目

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(出典:イークラウド)

日本の農業が高齢化や低所得、担い手不足などの大きな課題を抱える中、農家の販路拡大や収入アップのための重要なツールとして、農作物の「EC販売」に注目が集まっているとアンドピリオドは考えています。

そうした中、同社や藤中拓弥代表は農家のEC販売をサポートする「産地コーディネーター」として活動してきました。

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(出典:イークラウド)

同社は大手企業とも協業し、これまで廃棄せざるを得なかった農作物を活用した商品開発・販売にも挑戦。農家との強いつながりを背景に、一定ロットで仕入れを確保できることなどを強みとして協業が実現しているそうです。

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(出典:イークラウド)

今後は、こうした農家の販路拡大の成功モデルを瀬戸内から全国に広げ、大手流通業者では取り扱わない希少な農産物の販路を開拓して、各地の農家によるこだわりの農作物や栽培技術を次世代に継承していきたいといいます。

地方に眠る高品質な農作物を発掘し消費者に届けるには、産地の地形や土壌への理解から、地元のステークホルダーとの関係構築やマーケティング、ブランディングまで各種のスキルが必要ですが、「これまで蓄積してきたノウハウを生かして、各地で産地コーディネーターの育成に取り組みます」(同社)。

「年齢やリソース不足が理由で、産直ECに参入できなかった多くの農家の販路拡大を支援し、農業界全体の課題解決に挑みます」(同社)

今後の成長に向けて

同社は、産地コーディネーターの全国展開と、AIなどを活用して都市部の消費者層の課題を解決する自社ECにより、産直EC市場の拡大を目指しています。

(1)産地コーディネーターの育成

各地に物流拠点を設け、産地コーディネーターを育成していく計画です。地域おこし協力隊(※)の活用に関する連携協定を自治体と締結し、瀬戸内を起点に全国展開を目指していくとしています。

(※)都市部から過疎化の進む地域への移住を考えている人に最長3年間、地域協力活動に従事してもらい、地域への定住・定着を目指す総務省の制度(編集部注)

同隊員の1〜3年の任期中に産地コーディネーターとして育成し、任期満了後も地域に根差して働くことができる環境を構築。将来的には、一部の人材をエリアマネージャーとして同社が雇用し、全国展開を加速させていく方針です。

「現在、高知県大月町との連携に向けて準備を進めており、今後はこの実績を元に自治体営業を強化していく計画です」(同社)

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(出典:イークラウド)

産地コーディネーターは自社EC「ふるマル」で農家の農作物の販売を支援し、売上の一部が「ふるマル」の利用料として同社の収益となります。2030年までに、物流拠点を全国100カ所に設置する計画です。

「農家の負担を軽減しながら、地域に新たな雇用と拠点を生み出し、地域経済の活性化にも貢献できるモデルになると考えています」(同社)

(2)自社EC「ふるマル」の開発

消費者層の拡大に向けて、「食材パーソナライズサービス」を提供する自社EC「ふるマル」の開発を進めています。

同サービスは、ユーザー情報に基づき、献立作成から食材の宅配までを行うというもので、都市部の消費者層の利便性向上に役立つと見込んでいます。現在はβ版としてテスト運用中で、2025年内に正式にローンチする計画です。

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(出典:イークラウド)

ローンチ後は配送業者との連携を強化しつつ、大手企業向けの福利厚生サービスとして顧客層を拡大していく方針です。

その他、地域に根差した事業によるネットワークを生かして、インバウンド向けに援農体験を展開することや、輸出市場への参入も視野に入れており、将来的には農家の事業継承を目的としたクラウドファンディングの構築も検討しています。

「地域網を活用した事業展開で成長し、IPOによるイグジットを目指しています。近年、物流やインフラなど地域に根差したビジネスを展開する企業が地方創生に取り組んでおり、こうした企業によるM&Aも模索していく考えです」(同社)

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(出典:イークラウド)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・JSH <150A> [東証G]
・農業総合研究所 <3541> [東証G]
・テックファームホールディングス <3625> [東証G]
・イーサポートリンク <2493> [東証S]
・セラク <6199> [東証S]

株主優待

投資金額コースに応じて、越智正信氏のみかんを含む「旬の大崎上島柑橘セット」、甘夏風味のジンなどフードロスアップサイクル商品、農業体験などを提供。

108,000円コース
・ふるマルで使える割引券(5%)

【初年度のみの追加特典】
・旬の大崎上島柑橘セット2キロ(1回お届け)

216,000円コース
・ふるマルで使える割引券(5%)

【初年度のみの追加特典】
・旬の大崎上島柑橘セット2キロ(1回お届け)
・フードロスアップサイクル商品(同)
▽甘夏風味のクラフトジン1本
▽マーマレード2種1点ずつ

324,000円コース
・ふるマルで使える割引券(10%)

【初年度のみの追加特典】
・旬の大崎上島柑橘セット2キロ(1回お届け)
・フードロスアップサイクル商品(同)
▽甘夏風味のクラフトジン1本
▽マーマレード2種1点ずつ
・瀬戸内の宝石セット(1回お届け)
▽瀬戸内海産殻付き牡蠣(10個前後)
▽瀬戸内レモン3個

432,000円コース
・ふるマルで使える割引券(15%)

【初年度のみの追加特典】
・大崎上島の柑橘を楽しむ月替わり便(11月〜3月にみかん、はっさくなどを、毎月1品目2キロを計5回お届け)
・フードロスアップサイクル商品(1回お届け)
▽甘夏風味のクラフトジン1本
▽マーマレード2種1点ずつ
・瀬戸内の宝石セット(1回お届け)
▽瀬戸内海産殻付き牡蠣(10個前後)
▽瀬戸内レモン3個
・サステナブルツアー無料招待
▽竹林の伐採現場と竹を使ったいかだが浮かぶカキの養殖場、いかだを解体して肥料として活用するレモン畑を巡るツアー。収穫したレモンで牡蠣を味わう試食会付き。
※1度限り6名まで、約定日から3年以内。交通費・宿泊費等は自己負担。

1,080,000円コース以上
・ふるマルで使える割引券(15%)
・瀬戸内レモンの木のオーナー権
▽1本20万円相当。オーナーとなった木で収穫されたレモン20キロが毎年届く。収穫体験も。
※換金も可能

【初年度のみの追加特典】
・大崎上島の柑橘を楽しむ月替わり便(11月〜3月にみかん、はっさくなどを、毎月1品目2キロを計5回お届け)
・フードロスアップサイクル商品(1回お届け)
▽甘夏風味のクラフトジン1本
▽マーマレード2種1点ずつ
・瀬戸内の宝石セット(1回お届け)
▽瀬戸内海産殻付き牡蠣(10個前後)
▽瀬戸内レモン3個
・サステナブルツアー無料招待
▽竹林の伐採現場と竹を使ったいかだが浮かぶカキの養殖場、いかだを解体して肥料として活用するレモン畑を巡るツアー。収穫したレモンで牡蠣を味わう試食会付き
※1度限り6名まで、約定日から3年以内。交通費・宿泊費等は自己負担。
・柑橘収穫などオーダーメイドの農業体験50%オフ
※1度限り50名まで、期限は約定日から3年以内。

(※)優待の詳細はIRで知らせる。以降は毎年5月末時点の株主が対象。

発行者・募集情報

商号:株式会社アンドピリオド
所在地:広島県豊田郡大崎上島町中野5748番2号
URL:https://www.and-period.co.jp/
代表取締役:藤中拓弥
資本金:5,600,000円
発行可能株式総数:10,000株
発行済株式総数:5,600株
調達前評価額:151,200,000円
設立年月日:2022年7月13日
決算期:5月

募集株式の数(上限)
普通株式 1,200株

募集株式の払込金額
1株当たり 27,000円

申込期間
2025年4月3日(木)〜4月18日(金)
※上記申込期間のうち募集期間は2025年4月3日〜4月17日。早期終了の場合、予定した申込期間の最終日よりも早く、申し込みの受付を終了することがある。

払込期日
2025年5月9日(金)

目標募集額
5,022,000円

上限募集額
32,400,000円

投資金額のコース及び株数
108,000円コース(4株)
216,000円コース(8株)
324,000円コース(12株)
432,000円コース(16株)
特定投資家向けコース
1,080,000円コース(40株)
2,160,000円コース(80株)
3,240,000円コース(120株)
4,320,000円コース(160株)
9,720,000円コース(360株)

資金使途
①調達額502万円(目標募集額)の資金使途
サテライトオフィス設置費:391万円
手数料:110万円

②調達額3,240万円(上限募集額)の資金使途
サテライトオフィス設置費:1,577万円
人件費:500万円
人材育成費:200万円
マーケティング費:250万円
手数料:712万円

連絡先
株式会社アンドビリオド
電話番号:090-9299-4300
メールアドレス:t.fujinaka@and-period.co.jp

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、イークラウドの下記ページをご覧ください。

▼農家のポテンシャルを解き放て!販路拡大を地域で支え、持続可能な「儲かる農業」の実現を目指すアンドピリオド