今週の日経平均終値は3万6887円で、前週末比268円安でした。
今週の日経平均は3週続落となりました。トランプ不規則関税攻撃で特に自国の株式市場が軟調に見舞われましたが、日本市場は今週に限って言えば米株安には多少の耐性を見せ下げ渋る動きとなっています。それでも反発力は鈍いままでトランプ関税を全て織り込んだようにはなっていません。まだ政策は二転三転するうえにさらなる負の要求を出してくることも否定できないためです。このトランプリスクがしばらく続くことは間違いなく来季の企業業績にもネガティブに働いてしまうでしょう。円安や貿易赤字に口を出す回数が増えているため輸出企業や半導体関連株には試練となります。目先的には3万6800円台で下値抵抗力を発揮しているのでバリュー面でも打診的な買いを入れやすいところですが、まだリスクの全てを見たわけではないので3万6000円辺りまでの下振れも春相場ではとりあえず想定してもいいでしょう。(ストック・データバンク 編集部)