始値 37198.30
高値 37221.65(09:00)
安値 36813.62(15:06)
大引け 36887.17(前日比 -817.76 、 -2.17% )
売買高 19億9616万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆9212億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は817円安と大幅安、3万6800円台に下落
2.前日のNYダウやナスダック指数の下落や円高が嫌気される
3.東エレクやSBGなど売られ、日経平均は半年ぶり安値圏に
4.三菱重や川重、IHIといった防衛関連株も売りに押される
5.日本製鉄やJFE、神戸鋼など鉄鋼株は堅調で値を上げる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比427ドル安と反落した。米トランプ政権による関税政策を巡る不透明感が重荷となり売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに大幅反落。日経平均株価は3万6800円台に下落し、昨年9月以来、約半年ぶりの水準に落ち込んだ。
前日の米株式市場は、NYダウが反落。ナスダック指数も2%強下落した。半導体関連などハイテク株の下落が目立った。トランプ政権はカナダとメキシコへの25%の追加関税に関して大規模な救済措置を認めると発表したが、関税政策の不透明感を意識する売りも膨らんだ。為替も一時147円台前半の円高水準をつけた。これを受けた東京市場は売りが先行する展開。日経平均は、朝方に一時800円を超える下落となり、3万6800円台まで値を下げたが、その後、いったん3万7000円台に値を戻した。しかし、後場に入ると再び売り直され午後3時過ぎには3万6813円の安値をつけた。終値では、昨年9月以来の3万7000円割れとなり、約半年ぶりの水準に落ち込んだ。今晩の米2月雇用統計の発表を前に買いを手控える動きも強まった。半導体関連の値がさハイテク株などの下落が全体相場を押し下げた。
個別銘柄では、アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクグループ<9984>が安く、三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>、IHI<7013>といった防衛関連株も売られた。フジクラ<5803>やセブン&アイ・ホールディングス<3382>が下落し、任天堂<7974>や日立製作所<6501>が軟調。ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。
半面、レーザーテック<6920>やキオクシアホールディングス<285A>が高く、三菱電機<6503>や日産自動車<7201>、ブリヂストン<5108>が上昇した。日本製鉄<5401>やJFEホールディングス<5411>、神戸製鋼所<5406>といった鉄鋼株は堅調で値を上げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は日産化 <4021>、レーザーテク <6920>、ブリヂストン <5108>、東海カーボン <5301>、ニコン <7731>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約13円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約356円。
東証33業種のうち上昇は8業種。上昇率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)鉄鋼、(3)鉱業、(4)石油石炭製品、(5)パルプ・紙。一方、下落率の上位5業種は(1)その他製品、(2)電気機器、(3)精密機器、(4)保険業、(5)証券商品先物。
■個別材料株
△新日本科学 <2395> [東証P]
野村證券が投資判断を格上げ。
△シダー <2435> [東証S]
25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△日産化 <4021> [東証P]
75万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△クミアイ化 <4996> [東証P]
11〜1月期増収増益がサプライズに。
△HOUSEI <5035> [東証G]
生成AIローコード開発プラットフォームに生成AI検索エンジンなど搭載。
△ノザワ <5237> [東証S]
配当方針にDOE採用し期末配当予想を5円増額修正。
△エスペック <6859> [東証P]
25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△日本アビオ <6946> [東証S]
防衛関連向け好調で今期は35年ぶり営業最高益更新へ。
△フジコーポ <7605> [東証P]
スタッドレス需要高まり11〜1月期増収増益。
△カナモト <9678> [東証P]
堅調なレンタル需要支えに第1四半期最終利益8割増。
▼ネクソン <3659> [東証P]
SMBC日興証券が投資判断を「1→2」に格下げ。
▼任天堂 <7974> [東証P]
海外筋の持ち高調整の売りと円高加速も嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)キオクシア <285A>、(2)エムアップ <3661>、(3)コーセー <4922>、(4)コクサイエレ <6525>、(5)高圧ガス <4097>、(6)フジコーポ <7605>、(7)日ケミコン <6997>、(8)東海カーボン <5301>、(9)住友理工 <5191>、(10)新日本科学 <2395>。
値下がり率上位10傑は(1)任天堂 <7974>、(2)コナミG <9766>、(3)ディーエヌエ <2432>、(4)メイコー <6787>、(5)トレンド <4704>、(6)アイスタイル <3660>、(7)メガチップス <6875>、(8)アシックス <7936>、(9)パークシャ <3993>、(10)スクエニHD <9684>。
【大引け】
日経平均は前日比817.76円(2.17%)安の3万6887.17円。TOPIXは前日比42.82(1.56%)安の2708.59。出来高は概算で19億9616万株。東証プライムの値上がり銘柄数は459、値下がり銘柄数は1133となった。東証グロース250指数は631.01ポイント(13.31ポイント安)。
[2025年3月7日]