日経225先物は11時30分時点、前日比730円安の3万7020円(-1.93%)前後で推移。寄り付きは3万7060円と売りが先行して始まり、シカゴ日経平均先物清算値(3万6895円)にサヤ寄せする形から、直後に3万6850円まで下落幅を広げた。ただし、売り一巡後は下げ幅を縮めており、中盤以降は3万7000円〜3万7100円辺りでの保ち合いで推移している。
日経225先物は、ボリンジャーバンドの-2σ(3万7070円)水準で始まり、同バンドを下回る局面では下げ渋る動きとなった。ただし、その後は-2σを挟んでの推移であり、強弱感が対立している。為替市場では円相場が1ドル=147円台後半と円高に振れて推移するなか、リバウンド狙いのロングは限られそうである。-2σ割れから短期的にはショートが入りやすくなりそうだが、米雇用統計の発表を控えているなかでは、終盤にかけてカバーに向かわせそうだ。
NT倍率は先物中心限月で13.62倍に低下した。一時13.60倍まで下げる場面もみられ、昨年8月6日につけた安値13.65倍下回ってきた。次のターゲットは2023年9月下旬につけた13.55倍が射程に入ってきており、NTショートによるスプレッド狙いに向かわせやすい。