株価指数先物【昼】 ロング優勢も-1σ近辺ではクローズの動き

日経225先物は11時30分時点、前日比330円高の3万7750円(+0.88%)前後で推移。寄り付きは3万7620円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万7695円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。3万7880円まで買われた後は中盤にかけて軟化し、3万7580円まで上げ幅を縮める場面もみられた。ただし、終盤にかけては再びロング優勢の流れとなり、3万7700円〜3万7800円辺りでの推移をみせている。

日経225先物は一時3万7880円まで買われたが、ボリンジャーバンドの-1σ(3万7960円)に接近する局面では利益確定に伴うロング解消の動きも入りやすいところであろう。一方で、下値は-2σ(3万7270円)を上回っての推移が続くなか、3万7500円辺りでの底堅さが意識される。下値が切り上がってくる可能性があり、ショートも仕掛けづらくさせそうだ。

NT倍率は先物中心限月で13.72倍に低下した。一時13.78倍まで上昇する場面もみられたが買い先行で始まったアドバンテスト<6857>[東証P]が下落に転じており、日経平均型の重荷になっている。方向性としては昨年8月6日につけた安値13.65倍が射程に入っている状況であり、戻りの鈍さがみられる局面では、NTショートによるスプレッド狙いに向かわせやすい。