日経225先物 37420 +60 (+0.16%)
TOPIX先物 2721.5 +10.5 (+0.38%)
日経225先物(3月限)は前日比60円高の3万7420円で取引を終了。寄り付きは3万7210円と売りが先行したものの、シカゴ日経平均先物清算値(3万6955円)を上回って始まった。現物の寄り付き後ほどなくして3万7530円まで買われる場面もみられたが、前場中盤にかけては3万7170円まで売られた。売り一巡後は再び3万7400円を上回りプラス圏を回復したが、前場終盤は3万7300円〜3万7400円辺りで保ち合いを継続。
ランチタイム以降はトランプ米大統領の施政方針演説を確認しながらのトレードとなった。為替市場ではリスクオフの動きが一服し、一時1ドル=150円台と円安に振れた。過度な警戒感が次第に和らぐ形となり、日経225先物は後場中盤には3万7620円まで買われる場面もみられた。ただし、スキャルピング中心の売買であり、終盤にかけて3万7360円〜3万7500円処での推移が続いた。
トランプ大統領の施政方針演説を控えて、朝方はウクライナとの鉱物資源協議再開を巡る思惑からショートカバーとみられる動きが入り、ボリンジャーバンドの-2σ(3万7360円)を上回る場面もみられた。施政方針演説が始まる前場終盤にかけては、いったんポジションをニュートラルにする動きとなり、午後はアク抜けからややロング優勢となった。前場中盤に-2σを割り込んだものの概ね-2σを挟んでの推移だった。
明確なシグナルは出ておらず、バンドは下向きではあるものの、まずは-2σを上回って推移したいところだろう。-2σを上回る推移から3万7500円処で底堅さがみられてくると、-1σが位置する3万8000円辺りを狙ったロングが意識されてこよう。トレンド転換は期待しづらいが、足もとの-2σを中心とした-3σと-1σによるレンジの上限を試す展開も想定しておきたい。
NT倍率は先物中心限月で13.74倍に低下した。一時13.80倍に上昇する場面もみられたが、その後は13.72倍まで下げた。方向性としては昨年8月6日につけた安値13.65倍が射程に入っており、NTショートに振れやすいトレンドではある。ただし、-3σを割り込んだ水準であり、ややNTショートを巻き戻す動きを意識しておきたいタイミングである。
手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万5093枚、ソシエテジェネラル証券が2万0404枚、サスケハナ・ホンコンが7460枚、SBI証券が2630枚、日産証券が2569枚、モルガンMUFG証券が2418枚、JPモルガン証券が1983枚、ゴールドマン証券が1425枚、みずほ証券が1244枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券2万7769枚、ソシエテジェネラル証券が2万0829枚、JPモルガン証券が8686枚、バークレイズ証券が8000枚、モルガンMUFG証券が4328枚、ビーオブエー証券が2713枚、ゴールドマン証券が2602枚、みずほ証券が1300枚、シティグループ証券が936枚、UBS証券が868枚だった。