・ | 普通株式型 |
・ | 目標募集額:2300万円、上限募集額:5000万円 |
・ | エンジェル税制あり(優遇措置A及びプレシードシード特例適用) |
・ | 株主優待あり:成約金額の一部をバック |
・ | みなし時価総額:1億2000万円 |
・ | 類似上場企業:ジンジブ <142A> [東証G]、ダイブ <151A> [東証G]、ROXX <241A> [東証G]、i-plug <4177> [東証G]、コアコンセプトテクノロジー <4371> [東証G] |
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算
「日本の森林」を次世代につなぐ
(出典:FUNDINNO)
RINDOは、全国の林業の求人情報を紹介する就職・転職支援サービス「RINDO」を運営しています。
同サービスは会員登録不要で、かつエントリーから採用まで無料で利用できるため、全国のさまざまなエリアの求人から、気軽に林業に関わる仕事を探すことができます。
2024年1月に公開し、現在、23都道府県、全国38社の求人情報を掲載。複数のメディアへの掲載実績もあります。
求人情報を「林業」に限定している点も大きな特徴で、事業者は効率的な採用活動が可能。また、未経験者にも分かりやすい林業の詳細な業務内容やコラムの公開など、林業にまつわる情報発信も行っています。
「農林水産省によると、弊社が取り扱い可能な認定林業事業体(※)は全国に約4000社あります。今後も全国展開を目標に契約社数を増やしていき、林業従事者の採用支援から、日本の森林を次世代につないでいきたいと考えています」(同社)
※認定林業事業体:雇用管理の改善及び事業の合理化のための計画を作成し、県知事の認定を受けた林業事業主(同社注)
同社の中村就代表は、大手人材サービス企業で保育業界を中心に人材採用支援事業を経験。その後、取引先の保育園運営事業者へ転職し、役員秘書として経営を学びながら保育士採用、新規開園を担当する中で、ウッドショック(※)により起こった保育園の建設費高騰をきっかけに日本の林業に関心を持ったそうです。
※ウッドショック:木材の需給が逼迫して、価格高騰、納期遅延等が発生する状況(同社注)
木工業と森林事業を立ち上げた父の影響で、事業立ち上げに興味を持っていた中村氏は採用支援の経験を生かし、林業業界に貢献できる事業会社として、2023年に同社を設立しました。
現在、2024年度に結成したPRチームとセールスチームに分かれた11人体制で自社サービスの知名度、事業の拡大を推進しています。
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
・サービスの認知度向上
・就職・案件紹介ネットワークの拡大
・掲載費以外における安定的な収益の確保
【解決方法】
・イベント参加や広報運用への投資
・サービスアップデートによる既存顧客のリピート化の促進
・人材紹介事業や採用代行事業など新事業の展開
深刻な担い手不足と放置人工林の増加
(出典:FUNDINNO)
同社によると、国内の森林の約4割を占める「人工林(人の手で管理をしている森林)」は、良質な国産木材の生産のほか、きれいな川の水の維持など森林における多目的機能を果たしているそうです。
しかし近年、国内の人工林の約6割が放置され、資源として活用できておらず、その原因は林業の「慢性的な担い手不足」だといいます。
林業従事者は長期的に減少し続けており、1980年の約14.6万人から、2020年は約4.4万人まで減少。うち、65歳以上の従事者が約25%(2020年)を占めており、「高齢となり、引退を余儀なくされる林業従事者も多い中、日本の林業、森林を守るためにも未来の担い手確保が急務となっています」(同社)。
市場の魅力・事業内容・特徴・ビジネスモデル
(出典:FUNDINNO)
一方で、林業には20〜30代の若年層からの注目が高まっており、2000〜2020年に65歳以上の従事者が約30%から約25%に減少しているのに対し、35歳以下は約10%から約17%に増加しているそうです。
増加の背景には、地方移住への関心のほか、林業に就職する窓口が設けられたことや、林業大学校が各地に開校して林業を学ぶ場が創出されたことで、林業に触れる機会が増えたこともあるといいます。
「弊社は地方移住検討者も潜在層と捉え、『RINDO』の求人情報や林業に関する情報の提供を通して林業とその仕事について知り、興味を持っていただく機会を提供し、集客を図ろうと考えています」(同社)
大手求人サービスを中心に、IT人材や介護職などさまざまな専門職を対象とした人材用サービスが増加しており、自分に合った仕事を効率的に探すことができる専門性の高い人材用サービスの需要が高まっていると同社は見ています。
(出典:FUNDINNO)
林業専門の就職・転職支援サービス「RINDO」は掲載求人を林業に限定、求職者と事業者の効率的なマッチングを実現できることが最大の特徴です。
「地域エリア別で絞って企業を探す」「現在の掲載求人一覧から探す」という2方面の検索方法で求職者のニーズに合わせやすくなっており、また、「林業就業アドバイザー」のサポートにより、職場の雰囲気を共有したり、先輩従業者との交流の場を提供したりすることで、ミスマッチを防止できるといいます。
「今後は、弊社が持つノウハウを生かした有料職業紹介事業、採用代行事業を展開していく予定で、企業・団体に向けた採用支援も計画しています」(同社)
(出典:FUNDINNO)
同社では、扱う業界を林業に特化することで、他業界の求人に埋もれることなく、専門性の高い求人情報の提供を可能にしています。
「昨今の市場の傾向に合わせて、今、最も求められる20〜30代を中心とした林業就業希望者のみを集客することで、効率的な事業者と求職者のマッチングを実現していると自負しています」(同社)
(出典:FUNDINNO)
同社の主な収益源は「RINDO」への掲載費で、1、6、12、24カ月という4期間の掲載プランがあり、2024年1月のサービス開始からすでに38社が掲載しています。
それ以外の収入源確保に向けた取り組みも進行中で、今後は、有料人材紹介事業や採用代行事業、林業特化ECサイトの立ち上げなどを予定しています。
今後の成長に向けて
(1)将来的なExitはIPOを計画
(出典:FUNDINNO)
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
まずは自社の認知度向上を目指して、認定林業事業体からの広告掲載や、アフィリエイト、チェーンソーメーカーからの広告出稿などで広告運用を進め、「RINDO」を通して林業に関する情報発信に注力していく計画です。
有料人材紹介事業、採用代行事業への展開として、成果報酬型の契約が可能な有料人材紹介サービス「RINDOエージェント」と採用代行サービス「RINDO採用代行」の立ち上げも計画中です。
「開発面では、今年度中に弊社サービスの全体的なアップデートを予定。その後は会員ページの作成も計画しており、弊社の事業に共感していただけるファンの集客にも力を入れることを検討しています」(同社)
(3)中長期計画
その後、ヒューマンリソース周辺事業の横展開を計画しています。
「林業の慢性的な人材不足の背景には、人材採用支援が不十分な点があります。弊社が持つノウハウを林業全体に広めていくことで、担い手不足に苦しむ現場を救いつつ、日本の林業、森林の保全に貢献していきたいと考えています」(同社)
その他、林業従事者向けの道具や消耗品のネット販売を行うEC事業や林業機械メーカー向けのバナー広告事業なども検討中で、林業のあらゆることを「RINDO」で解決できる業界のハブ的存在としてIPOを目指します。
「将来的には『RINDO』が林業業界になくてはならない存在になりたいと考えています。『RINDO』が成長することで日本の豊かな森林が守られ、次の世代に受け継がれていく、林業のメインコンテンツになれるよう努めてまいります」(同社)
(4)2032年に年間契約件数636件を計画
(出典:FUNDINNO)
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・ジンジブ <142A> [東証G]
・ダイブ <151A> [東証G]
・ROXX <241A> [東証G]
・i-plug <4177> [東証G]
・コアコンセプト・テクノロジー <4371> [東証G]
株主優待
【基準日】
毎年4月末日
【優待内容】
・1〜19株保有:成約金額の10%をバック
・20〜40株保有:同15%をバック
・41株以上保有:同20%をバック
【申し込み方法】
・基準日経過後、専用問い合わせフォームから連絡し、同社から紹介の確認を行う。
・同社営業担当による商談の結果、成約した場合は、成約月の翌月末日に、指定の口座へ紹介報酬を振り込む。
・株主名簿の住所や名前に変更がある場合は、手続き後に申し込むこと。
・知り合いを紹介する場合は必ず、以下の専用フォームから問い合わせるよう伝えること。
▼専用フォーム
https://x.gd/iD2ZQ
【注意事項】
・1人、何回でも利用できる。
・優待は副業に該当するため、就業先の規定で副業制限のある人は注意すること。一切の不利益について同社は責任を負わない。
・優待内容は変更や廃止になる場合がある。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社RINDO
長野県伊那市ますみヶ丘1172番51
資本金:2,000,000円(2024年12月26日現在)
発行済株式総数:200株(同)
発行可能株式総数:2,000株
設立日:2023年6月12日
決算日:5月31日
※2025年2月10日を効力発生日として、1株を60株とする株式分割に伴う発行済株式総数、発行可能株式総数の変更を株主総会で決議しており、登記申請中。登記完了後の発行済株式総数は12,000株、発行可能株式総数は1,000,000株となる。
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 中村就
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 5,000株
■募集株式の払込金額
1株当たり 10,000円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額2,300万円を以下の目的に充てる予定。
webサイト構築・改良 450万円
人件費 640万円
広告宣伝費 704万円
手数料 506万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額2,700万円(目標募集額2,300万円と上限募集額5,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
外注費 2,106万円
手数料 594万円
■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(10株)
200,000円コース(20株)
300,000円コース(30株)
400,000円コース(40株)
500,000円コース(50株)
1,000,000円コース(100株)
2,000,000円コース(200株)
3,000,000円コース(300株)
4,000,000円コース(400株)
5,000,000円コース(500株)
10,000,000円コース(1,000株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(50株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(1,000株)を上限とする。
■申込期間
2025年2月25日〜3月17日
■目標募集額
23,000,000円(上限募集額 50,000,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は40,000,000円とする。
■払込期日
2025年4月9日
■連絡先
株式会社RINDO
電話番号:050-5530-0436
メールアドレス:finance@rinroad.com
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。(要・投資家登録)
▼〈売上前期比16倍超見込〉森林大国から「林業界のGAFA」へ。メガベンチャー出身の実力者集団が業界の従事者不足を解決し森に新たな経済圏をつくる「RINDO」