今週の日経平均終値は3万8776円で、前週末比372円安でした。
今週の日経平均は2週ぶりに反落しました。前週の上げ分をやや超える下げとなったことで調整トレンドが継続し、ボックス下限である3万8000円辺りまで下値を見ておく必要もありそうです。足元では52週移動平均線（3万8781円）を概ね守れるかがテクニカル的なポイントですが、もち合い期間がすでに5カ月と非常に長くなっているのでボックス下限の方が下値ポイントとして大きいでしょう。マクロ的には国内長期金利の一段の上昇と一時1ドル＝149円台に入った円高、さらにトランプ大統領の関税攻撃がマイナス要因です。織り込んでいる部分はありますが想定外の部分もあって調整を余儀なくされています。ミクロ面では個別企業の業績が良いため大きく売られる心配もありません。現状はボックス圏継続ということになりそうです。（ストック・データバンク 編集部）