<マ-ケット日報> 2025年2月18日

18日の市場は日経平均が続伸。終値は前日比96円高の3万9270円だった。昨日の米国市場はプレジデントデーのため休場。代わって注目された欧州市場はEUの防衛強化が材料となって各主要国ともに軍需関連株主導で総じて堅調に推移。ドイツ株などは最高値を更新した。東京市場はこの流れもあって開始から100円を超える上げでスタート。3万9000円台を固める動きとなっている。その後もじわじわと買いが入り続け後場には330円高と上げ幅を広げていった。中国などアジア株が総じて高く推移していることも買い安心感につなっがている。国内でも欧州市場同様に三菱重、川重など防衛関連株が人気。アドテスト、東エレクといった半導体関連株の上昇も指数の上げに寄与した。また、日銀による追加利上げへの思惑が続き長期金利が一時1.43%と2010年以来15年ぶりの高水準をマーク。利ざや改善期待から大手銀行株が上昇している。もっとも、この金利上昇が響いて終盤の日経平均は上げ幅を大きく縮めてしまった。

個別ではホンダと日産の統合交渉再開という一部報道を受けて日産が上昇。ホンダが狙っている三菱自も高い。半面、統合負担が懸念されているホンダは弱含みで推移した。他はパナHD、任天堂、サンリオが昨年来高値を更新。キオクシア、IHIなどが値上がり率ランク上位に入っている。一方、昨日に上場来高値を更新したソニーは反落。楽天、資生堂などが値下がり率ランク上位に入っていた。(ストック・データバンク 編集部)