日経225先物は11時30分時点、前日比80円高の3万9280円(+0.20%)前後で推移。寄り付きは3万9150円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9175円)にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まった。直後につけた3万9130円を安値にロング優勢の動きとなり、現物の寄り付き時には3万9300円を回復。買い一巡後に3万9140円と下げに転じる場面もみられたが、中盤にかけて再びロング優勢の流れのなか、一時3万9390円まで買われた。
日経225先物は25日移動平均線(3万9090円)、75日線(3万9070円)を上回っての推移となった。グローベックスの主要な株価指数先物は小幅ながらプラス圏で推移しており、押し目狙いのロング対応に向かわせているようだ。ただし、積極的なロングは限られており、オプション権利行使価格の3万9375円水準をキープできなかった。日経平均株価はアドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が牽引しており、強含みの展開が続くようだと、ショートカバーを誘う形でロングが強まる可能性はあるだろう。
NT倍率は先物中心限月で14.16倍に上昇した。一時14.11倍に低下する場面もみられたが、直近のボトム水準に接近したこともあり、その後はNTショートを巻き戻す動きが入っているようだ。