株価指数先物【昼】 ナイトセッションでつけたレンジ内での推移

日経225先物は11時30分時点、前日比80円高の3万9190円(+0.20%)前後で推移。寄り付きは3万9150円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9100円)を上回り、やや買い先行で始まった。その後、為替市場で円相場が1ドル=151円台後半と円高に振れるなか、一時3万8990円まで売られる場面もみられた。現物の寄り付き後ほどなくして3万9230円まで買われたが、ナイトセッションでつけたレンジ(3万8990円〜3万9230円)内での推移であり、スキャルピング中心のトレードに限られているようだ。

指数インパクトの大きいところでは、アドバンテスト<6857>[東証P]、ソニーグループ<6758>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]が堅調な半面、オリンパス<7733>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]、リクルートホールディングス<6098>[東証P]が日経平均型の重荷となり、方向感をつかみづらくさせている。また、日経225先物はナイトセッションのレンジ内での推移により、仕掛けてくる動きは限られているだろう。

NT倍率は先物中心限月で14.14倍に低下した。先週末の安値水準から始まり、一時14.13倍まで下げる場面もみられた。200日移動平均線(14.22倍)から下放れる形状となるなか、NTショートに振れやすくなりそうだ。