<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2025年2月14日

今週の日経平均終値は3万9149円で、前週末比362円高でした。

今週の日経平均は3週ぶりに反発しました。円高一服、トランプ関税の過度な懸念後退などで買い戻しが入ったようです。もともと日経平均のボックス下限(3万8000円)辺りの下値抵抗力は強く、多少の金利上昇や円高、トランプ関税でも十分に耐えられるようになっていました。足元の12月期決算(四半期決算)も個別ベースでは好調で、日経平均の1株当利益は過去最高水準に上がっています。3万9000円台現在の予想PERは15倍前半で欧米に比べても割安感があります。トランプ大統領の政策が読めず来期は不透明な部分がありますが、基本的には今期から多少の増益になると見られ、日経平均は収益面から4万円に乗せていても割高とは言えなくなってくるでしょう。今は業績相場なので上がり方は地味ですが押し目買い有利な相場は続きそうです。(ストック・データバンク 編集部)