日経225先物は11時30分時点、前日比120円安の3万8720円(-0.30%)前後で推移。寄り付きは3万8550円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8375円)にサヤ寄せする形から、売りが先行で始まった。寄り付き直後につけた3万8540円を安値にショートカバーとみられる動きが強まり、中盤にかけて一時3万8850円とプラス圏を回復する場面もみられた。ただし、上値追いのロングは限られているとみられ、終盤にかけて軟化しており、3万8720円〜3万8760円辺りでの推移となった。
日経225先物は売りが先行したものの、200日移動平均線(3万8490円)を突破して始まり、その後も同線を上回っての推移を継続している。日米首脳会談を無難に通過したほか、円相場が1ドル=152円台とやや円高が一服していることで、ショートカバーを誘う形になったようだ。ただし、祝日を前に積極的な売買は限られているほか、トランプ大統領の相互関税の内容を見極めたいところであり、上値追いを慎重にさせている。ボリンジャーバンドの-1σ(3万8680円)を再び下回ってくるようだと、持ち高調整のショートが入りやすいだろう。
NT倍率は先物中心限月で14.98倍に上昇した。一時14.20倍をつける場面もみられたが、200日線(14.22倍)が抵抗線として意識されており、スプレッド狙いの動きは限られている状況である。