日経225先物は11時30分時点、前日比80円安の3万8690円(-0.20%)前後で推移。寄り付きは3万9000円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9110円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。ただし、現物の寄り付き直後につけた3万9110円を高値に軟化し、中盤には支持線として意識された75日移動平均線(3万9020円)を割り込んだ。終盤にかけて下落に転じると、一時3万8680円まで下げ幅を広げる場面もみられた。
日経225先物は3万9110円まで買われたが、ナイトセッションの終値水準であり、一段高でロングが強まる流れにはならなかった。一方で、朝方に突破した75日線をキープできず、持ち高調整に伴うロング解消に向かわせたようだ。また、為替市場ではドル円が1ドル=153円30銭台と円高に振れて推移していることも、ロング解消に向かわせたようだ。ただし、売り一巡後はボリンジャーバンドの-1σ(3万8750円)辺りでの底堅さがみられている。-1σを上回っての推移となるようだと、再び75日線辺りを捉えてくる可能性はありそうだ。
NT倍率は先物中心限月で14.15倍に低下した。14.19倍と上昇して始まったが、その後は一時14.11倍まで下げる場面もみられた。抵抗線として意識されている200日線(14.22倍)から放れつつあり、NTショートに振れやすい状況である。