株価指数先物【昼】 買い一巡後は軟化もショートは仕掛けづらい

日経225先物は11時30分時点、前日比560円高の3万9160円(+1.45%)前後で推移。寄り付きは3万9280円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8895円)を上回り、買い先行で始まった。現物の寄り付き時には3万9310円まで上げ幅を広げる場面もみられ、買い一巡後は中盤にかけて3万9070円まで軟化した。中盤以降は3万9100円を挟んでの底堅い値動きを継続している。

トランプ政権がカナダとメキシコへの関税の発動を1カ月延期することを決めたと報じられるなか、関税による世界経済への影響に対する警戒感が和らぐ形となった。日経225先物は75日移動平均線(3万9040円)を上回って始まり、その後25日線(3万9330円)に接近する場面もみられた。同線が抵抗となる形でその後は軟化したが、75日線を上回っての推移によってショートを仕掛けづらくさせよう。同線がサポートとして機能するようだと、再び25日線水準を捉えてくる可能性はありそうだ。

NT倍率は先物中心限月で14.19倍に上昇した。自律反発の流れとなるなか、NTショートを巻き戻す動きが入ったようである。ただし、14.22倍と上昇して始まったものの、寄り付きを高値にその後は低下しており、200日線(14.22倍)に抑えられる形となった。