始値 39574.38
高値 39681.82(15:00)
安値 39458.95(10:27)
大引け 39572.49(前日比 +58.52 、 +0.15% )
売買高 18億9969万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆6090億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は58円高と3日続伸、引けにかけ上昇幅は縮小
2.前日の米市場はIBMなど堅調でNYダウが168ドル高と反発
3.やや方向感に欠ける展開も好決算銘柄を中心に買いが流入する
4.東エレクやレーザーテク、SBGなどが堅調な値動きとなる
5.NECや中外薬、大和などは好決算が評価され値を上げる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比168ドル高と反発した。経済に楽観的な見方が好感されたほか好決算を発表したIBM<IBM>が上昇し指数を押し上げた。
東京市場では、日経平均株価は小幅に3日続伸。やや方向感に欠ける展開となるなか、好決算を発表した銘柄などが買われた。
前日の米株式市場では、NYダウが反発。IBM<IBM>などが買われ、ナスダック指数も上昇した。これを受け、東京市場も値を上げてスタートした。この日は週末と月末が重なったこともあり、様子見姿勢も強まるなか、やや方向感に欠ける展開となった。後場に入り一時、160円超高まで上昇したが、引けにかけ上昇幅は縮小した。決算シーズンに入っていることから、好業績を発表した銘柄などが買われた。トランプ米大統領が30日に、2月からメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税をかける方針を表明したことを警戒する動きがあったほか、今晩発表される米個人消費支出(PCE)物価指数などの結果も注視されていた。
個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>が高く、フジクラ<5803>やソフトバンクグループ<9984>が堅調。三菱重工業<7011>やIHI<7013>、川崎重工業<7012>が値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やファーストリテイリング<9983>もしっかり。好決算を発表したNEC<6701>や中外製薬<4519>、大和証券グループ本社<8601>などが買われた。
半面、アドバンテスト<6857>やディスコ<6146>が安く、任天堂<7974>やキヤノン<7751>、ディー・エヌ・エー<2432>が軟調。デンソー<6902>やTDK<6762>、富士電機<6504>が下落した。第一三共<4568>や東京電力ホールディングス<9501>が安く、フジ・メディア・ホールディングス<4676>が売られた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、中外薬 <4519>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、NTTデータ <9613>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約186円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はTDK <6762>、アドテスト <6857>、テルモ <4543>、第一三共 <4568>、ディスコ <6146>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約121円。
東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)非鉄金属、(3)海運業、(4)電気機器、(5)金属製品。一方、下落率の上位5業種は(1)その他製品、(2)ゴム製品、(3)サービス業、(4)不動産業、(5)精密機器。
■個別材料株
△ユアテック <1934> [東証P]
今3月期業績予想と配当の大幅増額を好感。
△イチカワ <3513> [東証S]
25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△さくらネット <3778> [東証P]
25年3月期業績予想を上方修正。
△シンプレクス <4373> [東証P]
4-12月期最終10%増益で立会外での自社株買い発表。
△ビープラッツ <4381> [東証G]
特許取得を材料視。
△アイズ <5242> [東証G]
ユーチューバーと企業つなぐマッチングプラットフォーム買収。
△M&Aキャピ <6080> [東証P]
10-12月期営業利益5.7倍、配当増額も。
△NEC <6701> [東証P]
25年3月期業績予想の上方修正と1→5の株式分割を好感。
△サノヤスHD <7022> [東証S]
今期営業利益を上方修正。
△GFC <7559> [東証S]
MBO発表し1株2020円のTOB価格にサヤ寄せ。
▼日本M&A <2127> [東証P]
4-12月期(3Q累計)経常が8%減益で着地・10-12月期も15%減益。
▼M&A総研 <9552> [東証P]
10-12月期営業利益50%減。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)M&Aキャピ <6080>、(2)NEC <6701>、(3)シンプレクス <4373>、(4)ユアテック <1934>、(5)さくらネット <3778>、(6)アンリツ <6754>、(7)TREHD <9247>、(8)ミガロHD <5535>、(9)太平洋工 <7250>、(10)AREHD <5857>。
値下がり率上位10傑は(1)M&A総研 <9552>、(2)日本M&A <2127>、(3)ストライク <6196>、(4)日野自 <7205>、(5)FPG <7148>、(6)マースGHD <6419>、(7)KLab <3656>、(8)Genky <9267>、(9)ラクスル <4384>、(10)OLC <4661>。
【大引け】
日経平均は前日比58.52円(0.15%)高の3万9572.49円。TOPIXは前日比6.73(0.24%)高の2788.66。出来高は概算で18億9969万株。東証プライムの値上がり銘柄数は606、値下がり銘柄数は976となった。東証グロース250指数は650.67ポイント(1.93ポイント安)。
[2025年1月31日]