株価指数先物【昼】 膠着ながら3万9500円で底堅い値動き

日経225先物は11時30分時点、前日比120円高の3万9540円(+0.30%)前後で推移。寄り付きは3万9630円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9585円)を上回る形で、買いが先行して始まった。ただし、ナイトセッションでつけた高値(3万9710円)を捉えることはできず、寄り付き直後につけた3万9660円を高値に軟化し、中盤にかけて一時3万9450円まで上げ幅を縮める場面もみられた。ただし、下へのバイアスは強まらず、その後は節目の3万9500円を支持線とした底堅い値動きを継続している。

アドバンテスト<6857>[東証P]は買い一巡後に下落に転じたものの、東京エレクトロン<8035>[東証P]が日経平均型を牽引している。日経225先物は中盤にかけて軟化したが、韓国サムスン電子が2024年12月期の事業別業績を発表した後に2%を超える下落となったことで、短期的なショートに向かわせた形だろう。ただし、週前半の下げに対するリバランスの動きのなか、3万9500円を上回っての推移が続くようだと、ショートカバーを誘う流れが強まる可能性はありそうだ。

NT倍率は先物中心限月で14.21倍に上昇した。一時14.25倍をつける場面もみられたが、その後は200日移動平均線(14.23倍)を下回って推移している。リバランスの動きが目立つなか、再び200日線を上回ってくるようだと、NTショートを巻き戻す動きに向かわせよう。