日経225先物は11時30分時点、前日比180円高の3万9250円(+0.46%)前後で推移。寄り付きは3万9410円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9410円)にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後には3万9460円まで買われたが、買い一巡後は25日移動平均線(3万9290円)辺りでの攻防となった。中盤にかけて同線を下抜け、一時3万9140円まで上げ幅を縮める場面もみられたが、下値は75日線(3万9040円)が支持線として意識され、終盤にかけて下げ渋る動きから25日線近辺での推移をみせている。
エヌビディア<NVDA>の反発を受け、直近で日経平均株価を押し下げていたアドバンテスト<6857>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]の動向が注目されるなか、買い一巡後はいずれも軟化しており、リバウンド機運が高まりづらい。日経225先物は底堅さが意識されるものの、25日線辺りが抵抗になりつつあるため、リバウンド狙いのロングも限られよう。
NT倍率は先物中心限月で14.12倍に低下した。14.20倍と反発して始まり、一時14.22倍をつける場面もみられたが、200日線(14.23倍)が抵抗となる形で、NTショートによるスプレッド狙いに向かわせている。