今週の日経平均終値は3万9931円で、前週末比1480円高でした。
今週の日経平均は見事な切り返しで4週ぶりの大幅高を演じました。先週末までは日米の長期金利上昇に圧迫されてボックス下限（3万8000円）に達する調整を強いられていましたが、今週はトランプ関税の過度な懸念が後退したことをきっかけに長期金利も低下。日銀の利上げもほぼ織り込んでしまい、半導体株人気の復活とともに一転してボックス上限まで急回復しています。めまぐるしい展開ですが、ほとんどはトランプ大統領の発言や政策がきっかけとなっており、良いも悪いもトランプ次第という先の読みにくい時代に再突入した感じです。日経平均は今週の反発で52週移動平均線（3万8673円）にサポートされた昨年来の緩やかな上昇基調を維持。企業業績もやや上向き加減で来週に期待を持たせる動きとなっています。（ストック・データバンク 編集部）