日経225先物 39580 +620 (+1.59%)
TOPIX先物 2736.5 +26.0 (+0.95%)
日経225先物(3月限)は前日比620円高の3万9580円で取引を終了。寄り付きは3万9350円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9275円)を上回って始まった。開始直後につけた3万9320円を安値にロングの勢いが強まり、前場中盤にかけて節目の3万9500円に乗せると、前場終盤には3万9650円まで上げ幅を広げた。短期過熱感が意識されやすいなか、ランチタイムでは利食いに伴うロング解消の動きもあった。
ただし、節目の3万9500円処では押し目待ち狙いのロングが入り、後場中盤辺りまでは3万9500円〜3万9650円辺りのレンジで推移。その後、レンジを上抜ける形から一時3万9700円まで買われた。終盤にかけて持ち高調整とみられる動きにより軟化したが、節目の3万9500円を上回って終えている。
日経225先物は25日移動平均線(3万9280円)を上回って始まり、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9770円)に接近してきた。節目の3万9500円回復後も強い基調を継続したことで押し目待ち狙いのロングのほか、ショートカバーが入りやすい需給状況だった。短期的には過熱感が意識され、13週線(3万9710円)水準では上値を抑えられたものの、抵抗線を捉えたことで利食いが入りやすいところだった。
13週線を週末の終値で上回るようだと、同線と+1σ(4万0370円)によるレンジに移行することが期待される。4万円回復では利食いも警戒されるが、上へのバイアスが強まりやすいと考えられるためショートは避けておきたい。また、日足ベースの+1σをクリアしてくると、+2σ(4万0240円)が意識されてくる。4万円を回復する局面では、達成感はそれほど高まらず、昨年12月27日につけた戻り高値(4万0460円)をターゲットとしたロングに向かわせよう。
NT倍率は先物中心限月で14.46倍に上昇した。75日線(14.36倍)を上回って始まり、一時14.48倍まで上げてきた。ソフトバンクグループ<9984>[東証P]の上昇率が10%を超えたほか、アドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]などが日経平均型を牽引した。これにより、1月9日につけた戻り高値(14.48倍)にタッチした。値がさハイテク株の強い基調が続く可能性があるなか、昨年11月6日の戻り高値(14.59倍)を狙ったNTロングでの対応が有効になりそうだ。
手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万7567枚、ソシエテジェネラル証券が1万5367枚、サスケハナ・ホンコンが3438枚、JPモルガン証券が2807枚、バークレイズ証券が1875枚、野村証券が1733枚、ビーオブエー証券が1531枚、ドイツ証券が1345枚、ゴールドマン証券が1261枚、日産証券が1216枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が1万7611枚、ソシエテジェネラル証券が1万3957枚、バークレイズ証券が4867枚、JPモルガン証券が3166枚、ゴールドマン証券が3092枚、ビーオブエー証券が1314枚、大和証券が879枚、シティグループ証券が829枚、UBS証券が767枚だった。