始値 39163.53
高値 39238.21(09:03)
安値 38643.84(10:02)
大引け 39027.98(前日比 +125.48 、 +0.32% )
売買高 15億3819万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆5062億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続伸、終値で3万9000円台を回復
2.前日の米株市場は休場も欧州株全面高が追い風に
3.トランプ大統領就任で関税強化は即時発動されず
4.日経平均は300円高から200円安へ場中は揺れ動く
5.後場は概ねプラス圏で推移するも売買代金は低調
■東京市場概況
前日の米国市場は、キング牧師誕生日の祝日のため休場だった。
東京市場では、強弱観が錯綜するなかも終盤は買いが優勢となり、日経平均株価は続伸しフシ目の3万9000円台に乗せて取引を終えた。
21日の東京市場は、終始不安定な地合いだったが、日経平均、TOPIXともにプラス圏で着地している。前日の米国株市場は休場だったものの、欧州株市場では主要国の株価が軒並み上昇しており、これが投資家心理をリスクオンに傾ける背景となった。また、日本時間本日未明に米国ではトランプ米大統領の就任式が行われ、就任初日に多くの大統領令に署名した。そのなかで関税引き上げなどについては即時発動を避けたことで、東京市場もこれを好感する動きが観測された。日経平均は寄り後早々に300円を超える上昇をみせたが、その後は失速。トランプ発言などを嫌気して一時は200円以上下落するなど不安定な値動きを続けた。ただ、後場に入ると値動きが小さくなり、おおむねプラス圏での推移に。プライム市場の売買代金は3兆5000億円台と低調だった。
個別では、売買代金トップのディスコ<6146>が大きく上値を追ったほか、レーザーテック<6920>も上昇、東京エレクトロン<8035>もしっかりだった。任天堂<7974>が堅調、ファーストリテイリング<9983>も値を上げたほか、霞ヶ関キャピタル<3498>の上げ足も目立った。極東証券<8706>が値上がり率トップに買われ、三井ハイテック<6966>、タムラ製作所<6768>なども値を飛ばした。ぐるなび<2440>、ニチコン<6996>なども大幅高に買われた。
半面、売買代金で2位となったIHI<7013>が利益確定売りに値を下げ、川崎重工業<7012>も下値を試す展開に。東京海上ホールディングス<8766>が冴えず、キーエンス<6861>も安い。セレス<3696>が急落、宮越ホールディングス<6620>、GMOインターネット<4784>も大幅安に売られた。マネックスグループ<8698>が軟調、マネーフォワード<3994>も下落。ENEOSホールディングス<5020>も売りが優勢だった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、ディスコ <6146>、レーザーテク <6920>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約126円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は中外薬 <4519>、SBG <9984>、TDK <6762>、ファナック <6954>、東京海上 <8766>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約27円。
東証33業種のうち上昇は23業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)繊維製品、(3)ゴム製品、(4)空運業、(5)海運業。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)保険業、(4)電気・ガス業、(5)証券商品先物。
■個別材料株
△三井住友建設 <1821> [東証P]
次期中計期間における配当政策をポジティブ視。
△アストロHD <186A> [東証G]
欧州宇宙機関からのプロジェクト契約獲得を材料視。
△クシム <2345> [東証S]
子会社がLINE NEXTとエージェンシー契約を締結。
△シンワワイズ <2437> [東証S]
6〜8月期営業黒字転換で底値離脱の動き。
△リベルタ <4935> [東証S]
東証が信用規制の臨時措置を解除。
△SWCC <5805> [東証P]
ゴールドマン・サックス証券が買い推奨。
△鈴茂器工 <6405> [東証S]
「国際ホテル・レストラン・ショー」に出展。
△シンフォニア <6507> [東証P]
SMBC日興証券が新規カバレッジ開始。
△東京ボード <7815> [東証S]
パーティクルボードがSuMPO環境ラベルの検証に合格。
△極東証券 <8706> [東証P]
第3四半期業績速報で最終利益57%増。
▼Dサイクル <5888> [東証G]
25年1月期12月度売上速報を嫌気。
▼スーパツール <5990> [東証S]
第3四半期最終赤字に転落。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)極東証券 <8706>、(2)三井ハイテク <6966>、(3)タムラ <6768>、(4)ディスコ <6146>、(5)エイチワン <5989>、(6)SWCC <5805>、(7)ぐるなび <2440>、(8)ニチコン <6996>、(9)シンフォニア <6507>、(10)CSP <9740>。
値下がり率上位10傑は(1)セレス <3696>、(2)宮越HD <6620>、(3)GMOインタ <4784>、(4)ソースネクス <4344>、(5)マクビープラ <7095>、(6)バリューHR <6078>、(7)TSIHD <3608>、(8)川重 <7012>、(9)DDグループ <3073>、(10)古野電 <6814>。
【大引け】
日経平均は前日比125.48円(0.32%)高の3万9027.98円。TOPIXは前日比2.23(0.08%)高の2713.50。出来高は概算で15億3819万株。東証プライムの値上がり銘柄数は940、値下がり銘柄数は615となった。東証グロース250指数は627.92ポイント(3.34ポイント安)。
[2025年1月21日]