日経225先物 38470 -200 (-0.51%)
TOPIX先物 2684.5 -12.5 (-0.46%)
日経225先物(3月限)は前日比200円安の3万8470円で取引を終了。寄り付きは3万8430円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8335円)にサヤ寄せする形から売り先行で始まった。現物の寄り付き直後に3万8510円まで下げ幅を縮めたが、同水準に位置する200日移動平均線(3万8500円)に上値を抑えられ、その後は下へのバイアスが強まり、前場終盤にかけて一時3万8070円まで下落幅を広げた。
その後は3万8150円〜3万8250円辺りで下げ渋りをみせ、後場に入ってレンジを上抜け、終盤にかけては持ち高調整とみられるショートカバーも入り、寄り付き水準を上回って終えた。
日経225先物は200日線に上値を抑えられる形で下げ幅を広げ、ボリンジャーバンドの-2σ(3万8340円)を下回る場面もみられたが、テクニカル面では売られ過ぎが意識され、終値では-2σ水準を回復した。200日線水準まで下げ渋る動きとなったが、同線が抵抗線として機能する可能性もあるため、慎重姿勢は崩せない。
また、ボリンジャーバンドのバンドが下向きで推移するなかで、-1σは3万8820円辺りで推移している。75日線(3万8970円)なども抵抗線となることで、節目の3万9000円回復へのハードルが高まってきている。3万8000円目前までの調整で、いったんはボトム形成が意識されてくる可能性があるが、再び-2σを割り込む局面では3万8000円割れからイレギュラー的に-3σ(3万7740円)辺りがターゲットになりそうである。
週間形状では52週線(3万8370円)、-1σ(3万8220円)を上回って終えており、これまでの支持線をキープした形である。ボトム形成が意識されるようだと、スキャルピング中心ながらも、13週線(3万8920円)辺りへのリバウンドを想定したロングが入りやすい面はありそうだ。
NT倍率は先物中心限月で14.33倍と横ばいで推移。一時14.39倍まで上昇し、75日線(14.34倍)を上回る場面もみられたが、その後は寄り付き水準での推移となった。75日線が抵抗として機能することで、200日線が位置する14.24倍辺りまでの低下を想定したNTショートに振れやすいだろう。
手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万7029枚、ソシエテジェネラル証券が1万4641枚、サスケハナ・ホンコンが3574枚、ゴールドマン証券が1809枚、SBI証券が1692枚、ドイツ証券が1690枚、バークレイズ証券が1638枚、JPモルガン証券が1523枚、ビーオブエー証券が1517枚、モルガンMUFG証券が1292枚、日産証券が1174枚、楽天証券が1218枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万2729枚、ソシエテジェネラル証券が1万9107枚、バークレイズ証券が5785枚、モルガンMUFG証券が3653枚、ゴールドマン証券が3637枚、JPモルガン証券が3217枚、みずほ証券が2837枚、野村証券が1741枚、ビーオブエー証券が1446枚、UBS証券が1105枚だった。