<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2025年1月17日

今週の日経平均終値は3万8451円で、前週末比738円安でした。

日経平均は年をまたいで3週連続安となり期待された4万円台上放れとは逆の展開を強いられています。トランプ大統領就任くらいまではご祝儀的な相場で堅調を維持するかと思われましたが、トランプ関税・減税による米インフレ再燃や、日本の円安を含む国内物価高の影響で、日米ともに長期金利が上昇している点が改めて逆風となっているようです。国内では特に食料・エネルギー価格の上昇になかなか歯止めがかからず、補助金切れなどもあって個人消費が今年は減退しそうなことが株式市場の足を引っ張る可能性を高めています。利上げ、消費減退、トランプ関税、政治不能など気が付けば利益の目減りする話しが増えており、以前よりも相場の上値余地が狭くなっているような気がします。(ストック・データバンク 編集部)