株価指数先物【昼】 200日線に抑えられ-2σに沿った下落

日経225先物は11時30分時点、前日比480円安の3万8190円(-1.24%)前後で推移。寄り付きは3万8430円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8335円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後に3万8510円まで下げ幅を縮めたが、同水準に位置する200日移動平均線(3万8500円)に上値を抑えられる形となり、その後は下へのバイアスが強まった。3万8090円まで売られた後は、中盤にかけて3万8300円辺りまで戻す場面もみられたが、終盤にかけて売り直され、一時3万8070円まで下落幅を広げた。

日経225先物は200日線に上値を抑えられる形で下げ幅を広げ、ボリンジャーバンドの-2σ(3万8290円)を下回っての推移となった。テクニカル面では売られ過ぎが意識されるものの、バンドが下向きで推移していることもあり、バンドに沿った調整のなかでは、押し目狙いのロングも入れづらいところである。ただし、3万8000円割れを狙ったショートの動きもあったとみられるが、同水準を割り込まなかったことで、ショートも仕掛けにくくさせよう。底堅さが意識されてくるようだと、ショーカバーを誘う流れもありそうだ。

NT倍率は先物中心限月で14.33倍と横ばいで推移。一時14.39倍まで上昇し、75日線(14.34倍)を上回る場面もみられたが、その後は寄り付き水準での推移となった。