今週の日経平均終値は3万9190円で、前週末比704円安でした。
今週の日経平均は2週連続安となり4万円大台乗せから再度軽い調整を強いられています。言動や政治姿勢の読めないトランプ次期米大統領のパフォーマンスに振り回される面もありますが、日米で長期金利が上昇傾向にあることが上値抑制要因として大きいでしょう。思いのほか強い米景気にトランプ減税・関税が加われば米インフレが再燃する可能性は高く、長期金利もそれに伴って上昇せざるを得ません。日本でも米国に引きずられるように円安、物価高と利上げを行う状況にあり、目先の日経平均の4万円乗せを阻む要因となっています。週足チャート上では日経平均は13週移動平均線(3万8939円)上にあって緩やかな上昇トレンドにあるといえます。いずれは4万円に乗せてくることになるでしょうが、長期金利上昇に一定のメドが立てばということが前提となりそうです。(ストック・データバンク 編集部)