今週の日経平均終値は3万8208円で、前週末比75円安でした。
今週の日経平均は小幅ながらも3週連続安となりました。国内に買い材料がないため海外要因で上げ下げする小波の1週間に。トランプラリー一巡後、今度はトランプ政権誕生の負の部分(関税)を織り込む展開となり、特に輸出関連株中心にネガティブな状況となっています。とりあえず今週の下値も52週移動平均線(3万7857円)にサポートされて長期トレンドは維持。ただ、この線や直近2カ月あまりのボックス圏下限(3万8000円)を守らないと週足チャートは怪しいものとなってしまい、やや変形ではありますが高値圏で三尊天井という形になってしまいます。ブラックフライデーやクリスマス商戦などこれから米国からは好材料が入ってきそうでファンダメンタルズ的に崩れる心配は薄いのですが、トランプ次期大統領の行動が読めず、上値を追いずらい状況はしばらく続きそうです。(ストック・データバンク 編集部)