日経225先物は11時30分時点、前日比310円安の3万8180円(-0.80%)前後で推移。寄り付きは3万8370円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8330円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。開始直後に付けた3万8440円を高値に下へのバイアスが強まり、現物の寄り付き後ほどなくして3万8200円まで売られた。中盤にかけて3万8300円水準まで下げ渋る動きもみられたが、200日移動平均線に抑えられる形となり、終盤にかけてショート優勢のなかで一時3万8070円まで下げ幅を広げる場面もみられた。
日経225先物は、200日線(3万8380円)水準で始まったが、同線をキープできなかったことでショート優勢の流れとなった。また、売り一巡後に再び200日線に接近する場面もみられたが、捉えることができず、その後は戻り待ち狙いのショートに押される形だった。終盤にかけて75日線(3万8040円)に接近したが、節目の3万8000円割れを仕掛けてくる動きもなく、ショートカバーに向かわせたようだ。後場も75日線と200日線水準でのスキャルピング中心のトレードが続きそうであるが、200日線を上回ってくるようだと、短期的にはショートカバーを誘う形になろう。
NT倍率は先物中心限月で14.30倍に上昇した。200日線(14.28倍)水準で始まり、一時14.24倍に低下する場面もみられた。ただし、その後は200日線を突破し、75日線(14.31倍)を捉えている。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱さが目立つものの、東証プライムの値下がり数が8割を超えるなか、NTショートの巻き戻しに向かわせやすい。