株価指数先物【昼】 3万8500円水準では戻り売り待ち狙いのショート

日経225先物は11時30分時点、前日比150円安の3万8270円(-0.39%)前後で推移。寄り付きは3万8360円と、シカゴ日経平均先物(3万8275円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。米国でハイテク株が上昇した流れから指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買い先行で始まったことで、日経225先物は現物の寄り付き後には一時3万8540円まで買われ、プラス圏を回復した。ただし、節目の3万8500円水準では上値の重さが意識されたほか、値がさハイテク株が弱含みとなるなか、中盤にかけて下げに転じた。終盤にかけてロング解消の動きから下げ幅を広げており、一時3万8210円まで売られた。

日経225先物は200日移動平均線とボリンジャーバンドの-1σが位置する3万8300円水準を上回って始まったこともあり、寄り付き後はロングに向かわせたようだ。ただし、前日同様、3万8500円を超えてくると上値の重さが意識されて、中盤にかけてロング解消の動きのほか、短期的なショートも入ったと考えられる。終盤にかけて3万8210円まで売られたが、その後は200日線近辺で下げ渋る動きをみせており、同水準での底堅さを見極めたいところだろう。

NT倍率は先物中心限月で14.18倍に上昇した。ただし、前日の値幅内での推移であり、値がさハイテク株が買い先行で始まった局面においても、NTショートを巻き戻す動きは限られていた。下向きのトレンドは継続するなか、9月上旬以来の14.00倍割れが意識されやすい。