株価指数先物【昼】 200日線水準では押し目待ち狙いのロングの動き

日経225先物は11時30分時点、前日比170円高の3万8430円(+0.44%)前後で推移。寄り付きは3万8330円と、シカゴ先物清算値(3万8340円)にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まった。開始直後に3万8240円と下落に転じる場面もみられたが、その後はロング優勢のなか、現物の寄り付き後ほどなくして3万8520円まで上げ幅を広げた。ナイトセッションで付けた高値(3万8530円)は超えられず、中盤にかけては前日比変わらずの水準まで軟化したものの、200日移動平均線(3万8290円)近辺での底堅さが意識された。終盤にかけて買い戻されており、3万8400円辺りで推移している。

日経225先物は寄り付き直後にショートの動きはあったが、200日線を下回る局面では押し目待ち狙いのロングも入りやすいようだ。節目の3万8500円水準ではショートが入りやすいだろうが、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8340円)を上回っての推移が続くようだと、ショートカバーを誘う動きに向かわせる可能性はありそうだ。指数インパクトの大きいアドバンテスト <6857> [東証P]が日経平均型を牽引する一方で、東京エレクトロン <8035> [東証P]は辛うじてプラス圏で推移している状況であり、手掛けづらさはある。

NT倍率は先物中心限月で14.20倍と横ばいで推移している。一時14.15倍まで下げており、戻りの局面においては、NTショート組成に向かわせそうだ。