今週の日経平均終値は3万8642円で、前週末比857円安でした。
今週の日経平均は3週ぶりに反落し戻り一服の状態となっています。トランプラリーで活気づく米国株のようにぐんぐん上値を取ってこれば良かったのですが、トランプ政策が及ぼす日本へのメリットは結構少なく、むしろ株式市場にとっては日米の長期金利上昇というネガティブな面を織り込まざるを得なくなっています。基本的に米景気は好調さを維持するため経済面で日本株を売る理由はありませんが、成長力の乏しい日本株は金利上昇を上回るメリットがどれだけあるかという点で、彼我の株価の差が出ているといえるでしょう。日経平均は下値3万8000円、上値4万円というボックス圏から出ることなくこの秋相場を終了することになりそうです。(ストック・データバンク 編集部)