○9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、事前予想の47.0に対して47.3となりました。8月は当初発表の47.9から47.0に下方修正されました。
○9月のISM製造業景気指数は、事前予想の47.6に対し、8月から横ばいの47.2となりました。
○9月のサービス業PMIは55.2となり、8月の55.7から低下しました。
○9月のISM非製造業景気指数は54.9となりました。事前予想は8月から横ばいの51.5でした。
○10月のPMI速報値は、製造業は9月の47.3から上昇して47.8、サービス業は9月の55.2から上昇して55.3となりました。
○2024年第3四半期のGDP成長率速報値は前期比年率2.8%でした。事前予想は同3.0%、第2四半期は同3.0%でした。2024年第1四半期は同1.6%、2023年第3四半期は同4.9%でした。個人消費支出(PCE)は前期比3.7%増でした。事前予想は同3.0%増でした(第2四半期は同2.8%増)。
○9月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%上昇となりました。事前予想は同0.1%上昇でした(8月は同0.2%上昇)。前年同月比では2.4%上昇となり、8月の同2.5%から低下しました。食品とエネルギーを除いたコアCPIは、前月比では0.3%上昇、前年同月比では3.3%上昇となりました(8月は同3.2%上昇)。
○9月の生産者物価指数(PPI)は前月比横ばいとなりました。8月は同0.2%上昇でした(7月は同0.1%上昇)。前年同月比では1.8%上昇となり、8月の同1.7%上昇から加速しました。コアPPIは前月比0.2%上昇(8月は同0.3%上昇)、前年同月比では3.0%上昇しました(8月は同2.4%上昇)。
○9月の個人所得は前月比0.3%増となりました。事前予想は同0.4%増でした(8月は同0.2%増)。個人消費支出は事前予想の前月比0.4%増に対して、同0.5%増となりました(8月は同0.3%増)。9月のPCE価格指数は、事前予想通り前月比0.2%上昇となりました(8月は同0.1%上昇)。前年同月比では8月の2.3%上昇から鈍化して2.1%上昇となりました。
○2024年第3四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比0.8%上昇しました。事前予想は同1.0%上昇でした(第2四半期は同0.9%上昇)。前年同期比では3.9%上昇となり、前期と同じだと予想されていた同4.1%上昇を下回りました。
○8月の建設支出は市場では前月比0.3%減が見込まれていたのに対し、同0.1%減となりました。7月分は当初発表の同0.3%減から同0.5%減に下方修正されました。8月の前年同月比は4.1%増となり、7月改定値の同5.3%を下回りました。
○9月の鉱工業生産指数は事前予想の前月比0.1%低下に対し、同0.3%低下となりました。8月は当初発表の同0.8%上昇から同0.3%上昇に下方修正されました。設備稼働率は77.5%となり、8月の77.8%から低下しました。
○9月の自動車販売台数(年率換算)は、事前予想の1530万台に対して、8月の1510万台を上回る1580万台となりました。このうち、北米で生産された自動車の販売台数は1220万台(8月は1150万台)でした。
○9月の小売売上高は前月比0.4%増となりました。事前予想は同0.3%増、8月は同0.1%増でした。
○8月の卸売在庫は事前予想の前月比0.2%増に対し、同0.1%増となりました。7月は同0.2%増でした。
○8月の企業在庫は市場予想通りに前月比0.3%増となりました。7月は当初発表の同0.4%増から同0.3%増に下方修正されました。
○9月の小売在庫は前月比0.4%増となりました。8月分も当初発表の同0.5%増から同0.7%増に上方修正されました。
○9月の卸売在庫は事前予想の前月比0.1%増に対し、同0.1%減となりました(8月は同0.2%増)。
○8月の製造業受注は市場予想が前月比0.2%増であったのに対し、同0.2%減となりました。7月は当初発表の同5.0%増から同4.9%増に下方修正されました。
○9月の耐久財受注は事前予想の前月比0.5%減に対し、同0.8%減となりました。8月は当初発表では同横ばいから、同0.8%減に下方修正されました。
○8月の貿易収支の赤字額は704億ドルとなりました。7月は899億ドルの赤字でした。
⇒9月の財の貿易収支の速報値は958億ドルの赤字が見込まれていたのに対し、1082億ドルの赤字となりました。輸入は前月比3.8%増(8月は同1.4%減)、輸出は同2.0%減(8月は同2.9%増)でした。
○9月の輸入物価指数は前月比0.3%低下の予想に対し、同0.4%の低下となりました。8月は当初発表の同0.3%低下から同0.2%低下に上方修正されました。9月の前年同月比は0.1%低下と、8月の同0.8%上昇を下回りました。9月の輸出物価指数は市場予想の前月比0.4%低下に対し、同0.7%低下となりました。8月は当初発表の同0.3%低下から同0.9%低下に下方修正されました。9月の前年同月比は2.1%低下と、8月の0.9%低下を下回りました。
○10月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値は68.9と、前月の70.1から低下しました。1年先のインフレ期待は2.9%と、前月の2.7%から上昇しました。
⇒10月のミシガン大学消費者信頼感指数の確報値は70.5で、速報値の68.9から上方修正されました。1年先のインフレ期待は2.7%で、速報値の2.9%から下方修正されました。
○民間調査機関コンファレンスボードが発表した10月の消費者信頼感指数は事前予想の99.1を上回る108.7となりました。9月は当初発表の98.7から99.2に上方修正されました。
○9月の景気先行指数は市場予想の前月比0.3%低下に対して、同0.5%の低下となりました。8月は当初発表の同0.2%低下から同0.3%低下に下方修正されました。
●雇用関係
○9月のADP全米雇用統計では民間部門雇用者数が14万3000人増となり、市場予想の12万1500人増を上回りました。8月は当初発表の9万9000人増から10万3000人増に上方修正されました。
⇒10月のADP全米雇用統計では、民間部門雇用者数が23万3000人増と、市場予想の11万5500人増を大幅に上回りました。9月は当初発表の14万3000人増から15万9000人増へと上方修正されました。
○9月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想の13万2500人増を大幅に上回る25万4500人増となりました。8月は当初発表の14万2000人増から15万9000人増に上方修正されました。
⇒9月の失業率は、予想が8月から横ばいの4.2%だったのに対し、4.1%に低下しました(7月は4.3%、6月は4.1%、5月は4.0%、4月は3.9%、3月は3.8%、2月は3.9%、1月と2023年12月、11月は3.7%、10月は3.9%、9月は3.8%でした。2020年2月は3.5%でしたが、同年5月は13.3%となりました)。
⇒労働参加率は8月から横ばいの62.7%となりました(7月も62.7%、6月は62.6%、5月は62.5%、4月と3月は62.7%、2月、1月と2023年12月は62.5%、11月は62.8%、10月は62.7%、9月は62.8%)。
⇒9月の週平均労働時間は、予想が8月から横ばいの34.3時間だったのに対し、34.2時間に減少しました(7月は34.2時間、6月は34.3時間、5月は34.3時間、4月は34.3時間、3月は34.4時間、2月は34.3時間、1月は34.2時間、2023年12月は34.3時間、11月は34.4時間、10月は34.3時間、9月は34.4時間)。
⇒9月の平均時給は前月比0.3%増の予想に対し、同0.43%増(前月の35.21ドルから35.36ドルに増加)となりました(8月は同0.4%増、7月は同0.2%増、6月は同0.3%増、5月は同0.2%増、4月は同0.2%増、3月は同0.3%増、2月は同0.2%増、1月は同0.5%増、2023年12月、11月は同0.4%増、10月は同0.2%増、9月は同0.3%増)。
⇒前年同月比では4.0%増に伸びが加速し、8月は当初発表の同3.8%増から同3.9%増に上方修正されました(7月は同3.6%増、5月は同4.1増、4月は同4.0%増、3月は同4.1%増、2月は同4.3%増、1月は同4.4%増、2023年12月は同4.0%増、11月は同4.0%増、10月は同4.0%増、9月は同4.2%増)。
○8月のJOLTS(求人労働異動調査)によると、求人件数は、市場予想が770万件だったのに対し、804万件となりました。7月は771万1000件でした。
⇒9月のJOLTSでは、求人件数は市場予想の790万件に対し、744万3000件でした。8月は当初発表の804万件から786万1000件に下方修正されました。
○失業保険継続受給件数(季節調整済み)は、前月の183万4000件から186万2000件に増加しました。
⇒週間新規失業保険申請件数(当初報告通り):
→2024年10月3日発表の週間新規失業保険申請件数:22万5000件
→2024年10月10日発表の週間新規失業保険申請件数:25万8000件
→2024年10月17日発表の週間新規失業保険申請件数:24万1000件
→2024年10月24日発表の週間新規失業保険申請件数:22万7000件
→2024年10月31日発表の週間新規失業保険申請件数:21万6000件
※「10月は最高値更新も月末に上昇分消す (4)」へ続く