今週の日経平均終値は3万8053円で、前週末比139円高でした。
今週の日経平均は3週ぶりに小反発しました。週前半は衆院選通過というアク抜け感や、米ハイテク株高などで上げ基調を強めていましたが、週末となる本日の株安で上ヒゲを長く引くなど、週足陽線ながらも先行きに強い迷いを示す足となっています。52週移動平均線(3万7445円)上をキープしているので長期トレンドは安定していますが、ローソク足の上値が切り上がらない点が上昇力の弱さを示しており、米大統領選の大勢が判明するまで気迷い気味の横這いトレンドにはなってしまうでしょう。米国で長期金利がかなり上がってきていることも世界的に株式市場の上値を抑制する要因となりそうです。さて、来週は世界が注目する米大統領選です。結果によっては非常にボラティリティ(変動率)の高い相場になる可能性もあり目の離せない週となるでしょう。(ストック・データバンク 編集部)