米求人件数、21年1月以来の低水準

＊求人件数（9月）23:00
結果 744.3万人
予想 800.0万人 前回 786.1万人（804.0万人から修正）

この日発表になった9月の米求人件数は744．3万件に減少し、2021年1月以来の低水準となった。一方、レイオフが増え、労働市場の減速と整合する内容となった。米求人件数は幅広い業界での減少が示され、9月のレイオフ件数も23年1月以来の高水準に増加。一方、自発的離職者の割合を示す離職率は低下しており、労働者は転職への自信が薄れていることを示唆した。

職種別ではヘルスケア・社会補助、政府機関、宿泊や飲食サービスで減少が目立った。FRBが注視しているとされる求職者1人に対する求人件数、いわゆる求人倍率は1．1倍と前月から横ばい。2022年のピーク時には2倍だった。一方、採用率は3．5％と5月以来の水準に回復。ただ、直近のピークの2021年からは下降トレンドにある。