今週の日経平均終値は3万7913円で、前週末比1067円安でした。
今週の日経平均は先週を超える下げ幅で続落となりました。先週の下げは直前の戻りに対する自然な調整の流れかと思われましたが、今週の下げは米国の金利上昇と日本の政局を売る動きとなっており、相場は石破ショック安値時辺りからの仕切り直しを迫られる格好となっています。東証上場全銘柄で算出する指数トピックスはその時の安値をすでに下回っているため、今はトランプ勝利による米国のインフレ再燃の可能性と、それら諸問題に対応できない国内政治の空洞化を売る状況となっているのでしょう。今月誕生したばかりの石破政権は現状を見るにつけすでに岸田政権の末期に近く、想定を上回る速さで劣化が進んでいます。もう少し政権管理能力があるかと思われましたが、違う意味で市場に石破ショックを与えているのかもしれません。衆院選の結果次第ですが与党過半数割れなら石破政権のダッチロール状態は続くでしょう。過半数維持なら年内相場で再び4万円を目指す流れに戻れるかもしれませんが、それも11月の米大統領選の結果次第となります。(ストック・データバンク 編集部)