株価指数先物【昼】 リバランスが入りやすい水準

日経225先物は11時30分時点、前日比80円高の3万8150円(+0.21%)前後で推移。寄り付きは3万7840円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万7850円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。ただし、現物の寄り付き直後に付けた3万7730円を安値にショートカバーの動きが強まり、中盤にかけて一時3万8360円まで買われる場面もみられた。買い一巡後は終盤にかけて上げ幅を縮めているが、3万8150円辺りでの底堅さが意識された。

日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で始まった後は、ショートカバーの動きが強まった。ナイトセッションで200日移動平均線を割り込み、ボリンジャーバンドの-1σ水準まで下げたことで、いったんはリバランスが入りやすい水準だった。また、決算の反応が注目されていたニデック <6594> [東証P]は、買い気配から始まったことがセンチメント改善につながり、アドバンテスト <6857> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]など他の半導体関連への買い戻しに向かわせた。

NT倍率は先物中心限月で14.49倍に上昇した。前日までの低下で支持線として意識される25日線水準まで下げていたことで、リバランスが入りやすいところだった。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買われるなか、相対的に日経平均型優位の展開になった。