株価指数先物【昼】 相対的にTOPIX型優位の展開

日経225先物は11時30分時点、前日比100円安の3万8330円(-0.26%)前後で推移。寄り付きは3万8320円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8390円)を下回り、売りが先行して始まった。その後は前日の大幅下落に対する自律反発の動きをみせており、現物の寄り付き後ほどなくして一時3万8540円まで買われる場面もみられた。ただし、25日移動平均線(3万8470円)を超えてくると戻り待ち狙いのショートが意識され、終盤にかけて再び売り優勢の流れとなり、3万8310円まで売られた。

日経225先物は3万8540円まで買われたがリバウンド基調は強まらず、買い一巡後は寄り付き水準まで下げる場面もみられた。ただし、ナイトセッションでのレンジ内であり、トレンドが出にくい。後場も25日線近辺での攻防が意識されやすく、同線を再び上回ってくるかが注目されよう。円相場は1ドル=151円70銭台と円安に振れて推移するなか、トヨタ自動車 <7203> [東証P]など輸出関連株の一角が買われている。一方で、ファーストリテイリング <9983> [東証P]や値がさハイテク株が弱いため、ロングの動きは強まりにくいだろう。

NT倍率は先物中心限月で14.44倍に低下した。14.45倍と低下して始まり、その後は一時14.49倍と上昇に転じる場面もみられた。ただし、指数インパクトの大きい値がさ株が弱い半面、自動車株が買われるなど、相対的にTOPIX型優位の展開になった。