今週の日経平均終値は3万8981円で、前週末比624円安でした。
今週の日経平均は週初に4万円の大台を回復したものの、その後は戻り売りに押されるなどやや軟調で、結局週間では反落する週となってしまいました。この間、米国株はダウ平均が最高値を連日で更新し、為替も1ドル=150円台まで円安が進みましたが、国内には物色の柱(けん引役)が見当たらず並みの相場と化しています。4万円乗せの達成感が強いとか、テクニカル的な過熱感とかはあまりない上に、PER(15倍台)で見た割高感もなく上げて当然のように見えます。チャートでは日足陰線がずっと続いていることから日中の買い手が不在で、主に外国人が積極的に日本株を買っていない様子が間接的にうかがえる状況。国内の買い手は押し目買いに徹しており、上値重く、上げ方が緩慢になってきているのでしょう。それでも内外のファンダメンタルズの状況から相場はいずれにせよ上がる方向にありますので、押し目買いに徹したスタンスが依然として有効と考えます。(ストック・データバンク 編集部)