日経225先物は11時30分時点、前日比480円安の3万8890円(-1.21%)前後で推移。寄り付きは3万8870円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8915円)を下回り、売り先行で始まった。寄り付き直後につけた3万8860円を安値に切り返し、一時3万9140円まで下げ幅を縮める場面もみられた。ただし、ナイトセッションで付けた高値(3万9160円)捉えることができず、終盤にかけては再び3万8900円を下回り、日中の安値水準で推移している。
日経225先物はナイトセッションで付けた価格帯(3万8760円〜3万9160円)での動きとなった。売り一巡後にリバウンドをみせたが、ナイトセッションの高値を突破できなかったことで、終盤にかけてはロング解消に向かわせたようだ。ただし、ボリンジャーバンドの+1σ(3万8710円)を上回っての推移であり、ショートも仕掛けづらいところであろう。下値の堅さが意識されてくるようであれば、短期的なリバウンド狙いのロングが入りやすいと考えられる。
NT倍率は先物中心限月で14.40倍に上昇した。14.34倍と低下して始まり、一時14.31倍を付ける場面もみられたが、その後は相対的に日経平均型優位の動きとなった。ただし、このところの14.30倍〜14.40倍辺りでのレンジ内で推移しているため、トレンドが出てくるかを見極める必要がありそうだ。