今週の日経平均終値は3万8635円で、前週末比1193円安でした。
今週の日経平均は週初の石破ショック的な下げが響き4週ぶりの反落となりました。与党内野党である石破氏が総裁(首相)になったことで今までの自民党の政策にアンチ的なことが起こると懸念されましたが、それは月曜日の日経平均の1900円安で織り込み済みとなり、以降は本人のハト派的な発言などから修正高へと局面は移行しています。石破ショックの下げを全て埋め切れていないのは、直前に積極財政派の高市氏勝利を織り込んで上げた900円高分や、一気に緊迫化した中東情勢などがある点で仕方ないところもあります。ただ、衆院選挙が今月に行われますから、与党や国民にとって都合の悪い政策が今の時点で発信されることはありません。秋相場では国内からネガティブな材料はまず出てこないでしょうから、堅調な米国市場と歩調を合わせてじわりと水準を切り上げて行く流れになると思います。ネガティブ要素は足元の中東情勢のみといえるでしょう。(ストック・データバンク 編集部)