株価指数先物【昼】 SQ値を抵抗に円高を受けたショートの動きに

日経225先物は11時30分時点、前日比330円安の3万6300円(-0.90%)前後で推移。寄り付き直後に付けた3万6680円を高値にロング解消の動きが優勢となり、3万6320円まで売られた。その後は3万6400円〜3万6500円辺りでの保ち合いを継続していたが、終盤にかけてレンジを下放れ、3万6270円まで下げ幅を広げた。

9月限の特別清算指数算出(メジャーSQ)は、日経平均型が買い越しだったのに対して、TOPIX型は売り越しと推定され、SQ値は概算で3万6906.92円だった。日経平均株価は寄り付き直後に付けた3万6887.40円が高値となり、結果的にSQ値が抵抗になっている。3連休に入ることから積極的な売買は手控えられるなか、為替相場では円相場が1ドル=140円台と円高に振れたことで、ショートを誘う形にもなったようだ。ただし、52週移動平均線(3万6060円)やボリンジャーバンドの-1σ(3万6030円)が支持線として意識されやすく、売り一巡後はカバーの動きが入りやすいだろう。

NT倍率は先物中心限月で14.26倍に上昇した。200日線が位置する14.22倍を上回って始まり、一時14.31倍まで切り上がる場面もみられた。円高の影響から相対的にTOPIX型の弱さが目立つなか、リバランスが中心ながら、NTロングに振れやすくなろう。