今週の日経平均終値は3万6391円で、前週末比2256円安でした。
今週の日経平均は4週ぶりに大きく下げてしまいました。下げ幅も2000円クラスで相変わらずボラティリティの高い状態が続いています。米国で9月に利下げが行われることは確実で、先週まではそれを好意的に織り込む動きが続いていましたが、今週に入ってもうひとつの買い材料である「米景気のソフトランディング」に少し疑念が生じてしまったことが売りのきっかけとなったようです。日本株にはさらにその副産物である「円高」が加わり、指数では日経平均の下げがより顕著なってしまいました。週足チャートでは上値13週線(3万8402円)や26週線(3万8607円)が結果的に抵抗ゾーンとなったようです。一方、下値支持線としては52週線(3万6444円)がありますが、1カ月前にも大きく割り込んだ経緯があるのであまり強い支持線とは言えないでしょう。状況的には3万6000円という心理的節目の方が目先は効きそうです。(ストック・データバンク 編集部)